2019年05月29日

ボールの高さを考える ドライバー編 その2


入射角度を考える時はスイングの最下点の位置を確認することが大事です。アイアンの場合はボールの左側です。だからボールは体の中央に置かれるのです。当然、アイアンがフックフェイスである理由がここにあるのです。一方ドライバーはスイングの起点の左肩の前にボールが置かれています。その理由は最下点が丁度インパクトのところに来るからです。インパクトが最下点であるという事はヘッドがボールの横から入るという事なのです。

アイアンとドライバーではボールがヘッドに当たる部分も違うのです。アイアンはリーディングエッジの顎で打っています。ヘッドのリーディングエッジを上から入射角度を付けてボールの横腹に落とし込んでいるのです。この落とし込みが入射角度に反応した打ち出し角度を作り、ボールにスピンを加え、その打ち出し角度とスピンでボールを持ち上げる事になるのです。一方、ドライバーはフェイス面の上部で打っているのです。ティアップしていますのでフェイス面にボールを当てる事ができるのです。基本的にはティアップは高い方がよりフェイス面の上部にボールを当てられます。

フェイスの上部にボールを当てる事で低重心のヘッドが上に向いて傾くのです。この傾きがボールの高さを作ります。そしてこの時のフェイス面の傾きがバックスピン量を減らす事になるのです。フェイス面の上部にボールを当てる事ができればできるなるほど高弾道で低スピンとなるのです。所謂、ボー球が作られるのです。

ドライバーのヘッドの重心位置が低く、重心深度が深ければ深い程ボー球を打ち易くなるのです。今のクラブで言えばPING G410PLUSヘッドがこの条件を満たしています。高弾道で低スピンですからボールの曲がりも少なく、大きく飛びランも出るのです。

このドライバーの理屈は、昔は違いました。アーノルド・パーマーが打つボールは低く打ち出され、最後にホップして落ちてきていました。しかしクラブの進化によりこの打ち方は通用しなくなってしまったのです。その理由は飛距離がでないという事です。今は高さを作りながらスピン量を減らす事で大きく飛ばしているのです。

ドライバーで大事な事は右手がインパクトで緩んでいるということです。この緩みがヘッドを落とし、フェイスの上部にボールを当てる事を可能にします。もしインパクトで右手を握り込むとヘッドは浮き上がり、重心位置に近いところでボールを打つ事になります。するとインパクトでできるフェイスの傾きに寄る打ち出し角度が小さくなるのです。インパクトでは右掌が開いている感じの緩みが必要なのです。  

インパクトでの右手の使い方は手首のスナップを入れる方法があります。しかし、このスナップの方向を間違えるとボールは大きく左に曲がってしまいます。スナップを使う事で距離は出ますが、左に曲がるというリスクも負う事になります。このスナップの加減は自分の練習の中でつかみましょう。ここにやり方や動き方はありません。あくまでも感覚的な動きなのです。

ドライバーショットはとにかく横からヘッドを入れながらインパクトで右手の力を緩めてフェイスの上部にボールを当てる様にするのです。最後にインパクトでのスナップを入れるのです。この最後の動きは練習が必要なので是非試してみてください。

ドライバーショットで悩んでいる人はほとんどが右手でクラブヘッドを動かそうとしているからです。ボールを上手く打とうとして右手でクラブヘッドを操作しようとする行為が右手の握り込みを生むのです。ここで大事なのが左手の動きです。左手がヘッドをインパクトまで引き込んでくるのです。そしてインパクトで左手を握り込む事でフェイスがボールに対してスクエアに戻ってくるのです。所謂インパクトではアドレスの位置に戻すというのはこの部分の話なのです。

左手がクラブヘッドをインパクトへスクエアに戻す事で右手が自由に使えるのです。右手を緩めて使えるという事は左手がしっかりクラブヘッドを動かすという事なのです。もっともボールを打っているのは右手ですから、左手でボールを打つ練習は不要です。インパクトでの右手の柔らかい手首の動きがボールに勢いを付けるのです。ピッチャーが手首でボールを投げている感覚です。

右手で注意をしたいのは右手の中でも薬指と小指の力は抜けないということです。この2本の指は手とクラブの支点を作っている左手の親指の裏側の指だからです。以前にも書きましたがゴルフのスイング中、左手の親指と人差し指と右手の薬指と小指は緩む事はないのです。

もう一つインパクトで右手が緩まない場合があります。それはインパクト後にクラブをフィニッシュまで右手で動かしている場合です。このクラブを振り上げようとすると右手の力はインパクトで抜けないのです。右手の役目はインパクトで緩める事で終わりなのです。

そしてこのクラブを振り上げる役目は左手がしている事を知る必要があります。インパクトで握られた左手は体から離れていきません。動かせる方向は体の方に肘の部分で畳み込む動きだけなのです。左手を強く振り下ろし、その先に握り込み、そして畳み込むのです。この一連の動きができる事が大事です。スイングの流れの中でこの動きが一番語られていません。

ちなみにこの左手の動きを作ってくれるのが下半身の動きです。下半身が先に動いていれば左肩はその動きに伴って完全に回転を成し遂げます。この上半身の動きがある事でインパクト後の左手の畳み込みができる事になるのです。

この動きを知るために次の練習をしてみてください。体を打ちたい方向に向けてください。そして上半身をアドレスの位置に戻すのです。すると下半身と上半身の遊びは消え、さらに上半身の絞り込みが行われています。かなり苦しい状態です。そこからさらに右手の後方への引き上げを作ってください。そんなに深くまで引く必要はありません。右手の力を抜くと自然と左手がアドレスの位置に引き込まれます。そして、左手を握り込むのです。更にその先で左肘を畳み込んでみてください。左手の動きに不自然さが無い事が体感できます。

この左手の動きがスイングでは重要なのです。下半身がスイングをリードする事で上半身と左手が上手く使えるのです。左手の動きの感覚が掴めたら是非フルスイングでその動きを感じてみてください。とにかく下半身を先行させて動かすのです。そして、その下半身に左手の動きで追いつくのです。この動きを掴む事で右手が自由に使え、ボールの高さを作る事ができるようになるのです。

左手ではボールは打っていません。左手はクラブを動かしているだけなのです。強く、早く動かせばそれは飛距離として結果がでます。ボールを打っているのはあくまでも右手なのです。ただボールを叩いている右手は緩んでいるという事が大事なのです。是非左手の動きを自分のスイングの中で感じてください。強い左手の動きが右手の柔らかい動きを作ります。

ドライバーでボールの高さが低い場合はあくまでもそれは右手の握り込みに原因があると考えてください。しかし、その右手の動きの問題は左手をしっかり使う事で解決する事も理解してください。右手のグリップが握られることでクラブヘッドはインパクトで浮き上がり、インパクトでのボールがフェイスに当たる部分を狂わせてしまうのです。

ちなみにドライバーショットを上手く打つ事はできないのです。その理由は下半身も左手もしっかり動いているからなのです。上手く打とうとする動きが下半身の動きと左手の動きを狂わせてしまうのです。しっかり下半身と左手を動かして右手の動きの自分なりを作ってください。

ドライバーショットでは右手の緩みの動きが大事です。しかし、その緩んだ右手の動きは言葉では説明できないのです。緩んでいる右手を緩んだ状態で使う事で自分なりを作るしかないのです。右手は下半身と左手の動きに反応している動きなのです。この右手の動きはボールを投げる時の右手の動きと同じなのです。右手首を柔らかく使う事で右手の動きが決まってくるのです。

練習にいったらとにかく右手の力を抜いてしっかりクラブを振ってみてください。右手が緩んでいる状態を感じてその動きに自分なりを作ってください。練習を繰り返す事で右手の動きが掴めると思います。ご質問をお待ちしております。

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2019年05月23日

PINGアイアンの構え方


Pingマニアさんからのご質問にお答えします。

質問の内容は「Pingのアイアンにはプル角がついているとのご説明をいただいて実際にG25を構えた際にシャフト位置、リーディングエッジ、トップラインを確認しているうちに正しい構え方がわからなくなってきました。」でした。

この構え方についての説明は文章では非常に難しいのです。その理由を最初に説明しておきます。難しい理由はフェイスの向きはボールの飛び方にはそれほど影響しないという事です。当然構えた時のフェイスの向きはボールの飛び方に影響をしますが大事なのはボールの飛び方なのです。スイングがもししっかりしたものであり結果が悪ければその理由がフェイスの向きであると考える必要があるのです。

アイアンショットで大事な事はアイアンショットでは「ボールは真っすぐ飛ばなくてはいけない」という事なのです。アイアンではボールは飛ばす事が大事ではなく、ボールを真っすぐターゲットに置きにいく事が大事なのです。

もしボールが左に曲がったとしたらそれには二つの理由があります。スイング的には左に曲がった場合は右手の使い方に問題があるということです。もう一つはアドレスでフェイスが被り過ぎていてインパクトでフェイスが被っていることなのです。

もしボールが右に曲がったとしたらそれにも二つの理由があります。スイング的には体の軸が左に流れているという問題です。もう一つはアドレスでフェイスが開いているという事です。

何を言いたいかというとスイングの完成にはまずは「自分のスイングができているかどうか」に気を向けたいということです。右手の使い方に気を付けて、スイング軸を左に流さない様にしてスイングする事が大事なのです。その二つの問題を解決できるとボールはほぼ真っすぐに飛ぶのです。

フェイスの向きでのボールの飛び方のズレはほんの少しです。ボールの飛び方で言えばフェイスの向きはボールの打ち出しには全く影響ないのです。そして、ボールの曲がり方で言えばフェイスの向きでの影響はボールが頂点から落ちてくる時に顔を出すだけなのです。そしてその曲がり方はほんの少しなのです。しかし、されど曲がっているのです。この少しを出しているのがインパクトでのフェイスの向きなのです。

インパクトでのフェイスの向きを作るのには二つの要因があります。一つは使っているクラブのライ角度です。ライ角度は隠れたフェイスの向きなのです。スイングするとアイアンヘッドはトウダウンしてプレーヤーのスイングや体形に合ったインパクトでのフェイスの向きを作ります。ライ角度が合っていないと完璧なショットを曲げるのです。
この曲がりは小さいですが、されど曲げるのです。もしくは、曲がって欲しくない方向をこのライ角度の設定で抑える事もできるのです。

ちなみにライ角度で気をつけたいのはそのライ角度はフルスイングをした時に顔を出すということです。スイングがしっかりできなくてスイングに何らかの問題があればそのライ角度のインパクトでのフェイスのズレは消えてしまうのです。ライ角度のズレで怖いのはいいスイングの時にボールを曲げてしまうという事なのです。

アドレス時にクラブのボールへのセッティングで困るのがこのライ角度の存在なのです。何故かというとスイング中にライ角度によるヘッドの動きが存在するからなのです。しっかりスイングするとヘッドは約2度近くトウダウンするのです。という事はアドレスではクラブフェイスが、2度ぐらいトウが上がっている必要があるという事なのです。当然アドレスでのフェイスの見え方はフェイスがやや左を向いているという事なのです。

良くアドレスでアイアンのフェイスを地面にスクエアに置く人がいますが、これは間違いなのです。フェイスはトウが2度上がっている分、フェイスの前の部分が上がっていて地面にはピッタリと置けないのです。トウが少し上がっているという事はフェイスが少し被っているという事なのです。問題はアイアンショットではクラブフェイスをターゲットに向けて真っすぐ置いてはいけないという事なのです。

それではどの様にすればいいかです。一番の方法はグリップのバックラインに合わせてグリップをしっかりする事です。そして、そのクラブを真っすぐ体の前に落としてみることです。するとフェイスは明らかにフックフェイスである事が分かります。そしてそのクローズのフェイスをスクエアにする為に左手を左腰の方向に動かしハンドファーストの状態を作るのです。

PINGの場合はプル角度が日本製のクラブよりも更に大きいのでハンドファーストの度合いは大きいのです。今まで日本製のアイアンを使っているとその時の手の位置ではフェイスはかなり左を向いたフックフェイスになってしまいます。そのフックフェイスを消すために左手を更に左に動かす事が必要です。

ボールに対してはクラブフェイスを地面に着地させてはいけません。着地させてしまうとフェイスがクローズである事が気になってしまうからです。ライ角度が付いているのでフェイスはアドレスの時はクローズ(被って)になっているのです。

多くの人がクラブを置くことに気を使いますがゴルフでは置く事よりもボールの飛んでいる状態の方が大事なのです。当然フェイスの向きでボールの飛び方は違うので最終的にボールの飛び方を選ぶ為に自分流のフェイスの向きを決める必要があります。

今回のご質問に対しての答えとしては少々遠回りをしていますね。しかし、大事な事はアイアンの場合は余り構え方に気を付けない方がいいという事です。アイアンの場合は基本的にはフェイスがクローズ(被って)になっているのがいいのです。一番いけないのが、フェイスがオープン(開いて)になっている事です。もっともフェードを打つ事が目的ならそれもいいのです。

PINGの場合は基本的にボールの位置は体の中央です。そしてハンドファーストは左手が左腰の前にある状態です。この位置を作りアドレスでのフェイスの向きに気を付けましょう。今回の質問の「フェイスがアドレスで被っている」というのはいい状態なのです。このフェイスのクローズをグリップを緩めてアドレスで消してはいけないのです。

その状態でしっかりスイングしてみましょう。もしボールが左に曲がったらその時は右手の使い方を確認しましょう。右手がボールを打ちに行っていないかどうかを確認してください。右手の動きが納得できてももしボールが左に曲がっていたらその時はフェイスの向きを少し開いてみてください。ボールの左への曲がりがそれで消えればそのフェイスの向きが自分のアドレスでの向きなのです。

ここで気を付けたいのが右手の状態です。右手を使い過ぎて左に曲がるのをフェイスの開きで調整することです。結果が良ければそれもいいのですが距離が落ちているかどうか確認する必要があります。PINGを初めて使う方がこの問題に悩む事が多いのです。フェイスが被っているからボールが左に曲がるだろうと考えてフェイスを開いてしまうのです。結果としてロフトが増えていますので飛距離が落ちるのです。

PINGの場合はまずはフェイスがやや被っている状態で打ってみることです。そして右手の動きを確認して左に曲がるのが右手の使い方ではない事を確認しましょう。PINGのアイアンを振る時は右手でボールを打つ事はないのです。右手はボールの高さを作りながらターゲットへのフェイスの向きを保つ為に使われます。ちなみにPING以外のアイアンでもプル角度が強いものがあります。それもPINGと同じと思ってください。

右手でのボールの打ち込みが無くても左への曲がりが消えなかったらそれは右手の使い方が間違っていると考えましょう。先にも書きましたが右手はヘッドを落とす為に使われています。この落とし込みが高さを作るのです。もしボールを飛ばそうと考えていればそれは右手の横への動きを誘発するのです。それがボールを左に曲げるのです。

フェイスの向きでのボールの曲がりはほんの小さなものなのです。ですからフェイスの向きはアイアンの場合はややクローズ(被って)な状態がいいのです。この事を理解するには練習しかありません。とにかく右手の動きは感覚的なものですから言葉での説明は難しいのです。右手が縦に動くのか横に動くかの違いなのです。右手の縦と横の動きを感じてみましょう。

ちなみにご質問の「ハンドファーストの具合はどの程度がいいか」に対しての答えは左腰の前にグリップエンドが来る位置です。もっともこの位置にするという事はアドレスでのフェイスの向きがスクエアに近くなるという事だけなのです。グリップエンドの位置が左腰に近くなければその分アドレスではフェイスはクローズ(被って)なだけなのです。このフェイスのクローズ度は余り気にしないことです。むしろボールの飛び方をしっかり見ましょう。答えはそこにあると思ってください。

ご質問のお答えとしては、シャフトの位置としてはほぼ左腰の前。リーディングエッジはトウが少し浮いていてやや左を向いた、被った(クローズ)感じ。トップエッジはやや起き上がった感じという事になります。

アイアンの場合は極力右手を使わないでボールをターゲットに運びたいのでフェイスは被った(クローズ)感じがいいのです。アドレスではクラブヘッドを地面に置かない様にしましょう。地面に置かなければフェイスが被っている感じは余り気になりません。そしてその状態でしっかりボールを打ってみましょう。弾道の飛び具合をみてスイングチェックをしてください。スイングが満足でも少し曲がる場合はフェイスの向きで調整しましょう。

ちなみにドライバーの場合はクラブをしっかり置いた状態で振りましょう。その時のフェイスの向きは気にしない事が大事です。スライスが多い人がフェイスを被せて構える事がありますがこれは感心しません。フェイスを被せてしまうと、クラブのデザインを台無しにしてしまうからです。更にロフトは立つので更にスライスが出やすくなるのです。

ドライバーではアドレスした時にややフェイスが開いて(オープン)いる状態がいいのです。それはドライバーの場合はアイアンと違ってボールを転がす為に右手をしっかり使います。という事は、ボールは左に行きやすいという事なのです。だから左に行きにくいようにフェイスが開いている状態がこの好ましいのです。スライスの原因はフェイスの向きではなく、スイング軸が左に流れているからなのです。

話が長くなりました。不明な点があったらコメントをください。コメントをいただけることで私の説明で不足している点が補えます。よろしくお願いします。

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2019年05月15日

ボールの高さを考える ドライバー編 その1


ドライバーの高さを考える時に知っておきたいのが、ドライバーとアイアンではクラブヘッドの入射角が違うという事です。アイアンはボールを上げて止めるので入射角度は大きくなります。入射角度が大きければ大きい程高弾道となるのです。更に入射角度が大きい事でスピン量も増えてボールを浮き上がらせるのです。結果としてグリーンでボールが止まるという事になるのです。

ゴルフプロとアマのもっとも違う点はアイアンショットの入射角度の違いです。プロはほぼ頭の位置からインパクトに向かって縦にアイアンヘッドは落とされているのです。一方アベレージゴルファーはボールを打つ事を考えているので、アイアンヘッドは低いところから落ちてくるのです。位置の問題もありますが、意識的に落としているかどうかも問題なのです。アイアンショットでは距離を気にする以上に高さをどの様に作るかが問題なのです。

一方、ドライバーは入射角度を減らし、ボールの横からヘッドを入れたいのです。横から入れる事で打ち出し角度が下がるのです。ドライバーで高弾道過ぎる球を打っている人はヘッドがアイアンの様に高いところから入っているのです。そのヘッドの動きを横から入れるようにして弾道を下げる必要があります。この動きは意識を持たないとできないのです。

アイアンがいい日はドライバーが駄目で、ドライバーがいい日はアイアンが駄目という話を良く聞きます。これは二つの打ち方のヘッドの動く角度が違う事が分かっていないからなのです。上から入っている時はアイアンの調子が良く、横から入っている時はドライバーの調子がいいのです。問題はゴルフのスイングに2種類のヘッドの入れ方がある事を知る事です。できない事と知っていない事は違うのです。この事を理解して2つの動きを自分なりに作ればこの問題は解決されます。

それではヘッドを横から入れる練習を紹介しましょう。この横からヘッドを入れる練習はボールの真上にクラブを構えてボールにヘッドが当たらない様に素振りする事です。ボールに当てない為にクラブヘッドは自然と地面に対して水平に動くのです。この水平な動きが入射角度を減らす動きとなるのです。まずはゆっくり振ってみます。そして段々スイングのスピードを上げるのです。そして最後は思いっきり振ってみてください。

この練習で驚くことはこのボールの真上を振るスイングでは右手が使われていないということなのです。左膝の屈伸に寄る下半身の回転の動きに合わせて左手をボールの真上に引き込んでいるのです。この左足と左手の動きでスイングは完成されているのです。しかし、それはスイング完成されているだけでボールを打ってはいないのです。そうですこの時は、右手は全く使われていないのです。クラブは右手で握ったままなのです。

左足と左手の動きでクラブがしっかり振れるようになったらいよいよボールを打つ時がくるのです。ここで大事なのが右手の力を抜き、右掌を開いてクラブヘッドでボールを捕まえるのです。ボールの真上をしっかり素振りした後にクラブヘッドをボールに合わせてアドレスをして直ぐにボールを打ってみましょう。弾道が低くなるのが分かります。

この時にボールがまだ高く上がっていたらまだヘッドが上から入っているという事です。もう一度真上を素振りしましょう。もしボールが低く出たらそれは右手のグリップが緩んでいないという事です。右手を緩める事で弾道が上がる事を体感しましょう。この右手を緩める度合いはそれぞれのプレーヤーによって違います。ポイントはボールが高く上がってくればいいのです。

インパクトに向かって左手を握り込み、右手の中指、人差し指、親指の力を緩めるのです。そうするとヘッドは下に落ちフェース面でボールを捕らえる事になります。緩みがしっかりしていればその分ボールは高く上がります。逆に右手の緩みを抑えれば低い球が打てるということです。

ボールが高く上がる様になったら、右手の薬指と小指をしっかり握って右手のスナップを使ってみてください。このスナップの動きが飛距離に繋がります。問題はスナップの角度です。ボールが左に曲がっていたらスナップの方向が違うと考えましょう。ちなみに他の3本の指を握ったらそれは左を作ります。あくまでも他の3本の指が緩んでいる事が大事です。

感覚的なイメージですが体の前方にスナップする感じです。右手首がどんなに前方にスナップされても下半身がしっかり回転すればボールは右に飛び出す事はありません。それに回転軸が左に流れていなければボールが右に曲がる事もないのです。当然右手のスナップにタイミングがあります。ゴルフで言うタイミングとはこの右手首のスナップの動きの事です。

飛ぶ人はこの右手のスナップが強い人です。ピッチャーが速い球を投げるのと同じ感覚です。体でクラブを動かし、最後にスナップで飛ばすのです。曲がる事には以前にも書いてきた様に理由がありますから、スナップを使う事を恐れない事が大事です。体を理屈通りに動かし最後にインパクトで右手首の開放を使うのです。

是非ボールの真上を素振りしてみてください。そして右手の開放による高さの違いを感じてください。そして、最後に開かれた右手のスナップをインパクトで使ってみてください。そして自分のスイングの問題点を解決してください。ボールが左に曲がる事以外は自分のスイングに問題がある事に気づいてください。それを治して右手のスナップを考えてください。

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2019年05月08日

ボールの高さを考える アイアン編 その3


今回はアイアンで高さを作るクラブのセッティングについて書いてみたいと思います。前述した左手の動き、右手の動きができてもアイアンのセッティングによって高さは変わってきます。

アイアンのセッティングで大事な事は、クラブフェイスが閉じているということです。プル角度というものがありますが、この角度についてはほとんど書かれていません。プル角度とはフェイスの閉じている度合いの事なのです。所謂フックフェイス度です。シャフトを自分の体の前に真っすぐセットした時のフェイスの被り具合の事です。

プル角度が大きいという事はフックフェイス度が強いという事です。今作られているクラブでは日本タイプとPINGタイプの2種類が一般的です。日本タイプは、フック度は浅くボールを体の中心からボール2個分左に置いた時のプル角度です。一方PINGタイプは、体の中心にボールを置いた時にできるプル角度なのです。

日本タイプではボールを打つ時に右手の感覚が問われます。ボールを真っすぐ飛ばす為の右手の使い方が要求されるのです。そして、その感覚が日本的なのです。箸を使っている日本人にとっては右手で合わせるのはそれほどの問題ではないのです。アイアンが上手い人とは右手の使い方が上手いという事になるのです。日本人が喜ぶ技術なのです。

一方PINGタイプの場合は、プル角度が強く右手を使わせないのです。右手がボールを打ちにいけばその瞬間にボールにはドロー回転が加わるのです。ゴルフはもともと西洋で生まれたスポーツです。そこには箸の文化は必要ないのです。むしろアイアンはホークの世界なのです。そこにはプル角度があり、グースネックが存在するのです。右手はボールを置きに行く為に使われているのです。だから右手でボールを打つ感覚はないのです。

PINGタイプというのには理由があります。このPINGタイプで作られるプル角度にはPINGのクラブを作る為の努力があるのです。それはPINGの創業者、カーステン・ソールハイムさんが作ったボールを打つPING MANというロボットの存在です。そのロボットは現在存在する他社のゴルフのロボットマシンとは動きが少し違うのです。従来のロボットは軸で回転してクラブヘッドをインパクトへ引き込みます。しかしここには問題があるのです。

その問題とは人間のスイングには肩の存在と手首の存在があるからなのです。PING MANは軸を回転させる事で動くのは従来のロボットマシンと一緒です。しかしPING MANが動かしているのは左肩なのです。PING MANには左肩が存在するのです。それは回転軸から20センチぐらい離れています。そして左手の腕がその左肩についているのです。この左手は実際にはフリーフォールで意識的に動かされることはありません。トップスイングから左肩が動く時にアームとクラブの重さで左手の役割のアームが落ちてくるのです。この部分は人間が左への引き込みという動きがあるのと比べると違います。

そしてPING MANで凄いのは手首のコッキングがあるということなのです。この部分は従来のロボット マシンとは著しく異なるのです。このコッキングの支点となっているのが、先に書いた左手の親指との接点なのです。右手、左手の動きはありませんが、実際には支点が元でクラブは動いているのです。

ロボットマシンには右手は無いのでコッキングは支点を元に深く作られます。当然左手も無いのでインパクトでの左手の握り込みに寄るヘッドの落ち込みもないのです。しかし、左手のアームが落ちて、回転軸がブレない事がコッキングで溜められたヘッドをインパクトに向かって自然と落としてくるのです。

このプル角度のセッティングはこのPING MANが作ったと言っていいと思います。ボールを高く打つという事はこのプル角度が強い方がいいのです。海外のプロが使うブレード系のアイアンはほとんどがPINGタイプのプル角度なのです。TV放送を見ていても海外のプロがアイアンショットを打つ時に右手でボールを叩いていない事がフィニッシュの姿勢で分かります。右手は高さを作る為とボールの飛ぶ方向を作る為に使われているのです。

ボールを高く上げるという事はプル角度が強いアイアンでヘッドを高い位置から落とす事なのです。しかしこの高い位置からの落とし込みによる入射角度が作れないプレーヤーもいます。どうしても入射角度が作れない時はグース度が大きいアイアンかソールが厚い低重心のアイアンを使いましょう。

グース度とはフェイスのリーディングエッジがシャフト軸から後方に離れていくオフ・セットの事をいいます。オフ・セットが大きいという事はネックを曲げてリーディングエッジを後方へ下げるということです。後ろにヘッドが下がるとヘッドの重心の位置が後方に動くのです。この重心の位置がインパクトでのフェイスの角度を増やす事になるのです。

グース度が強いアイアンも右手はあまり使えません。右手を使うとフェイスが被りボールを左に曲げてしまうのです。しかし右手を、ヘッドを落とす事だけに使えればインパクトでのロフトが増える事になるのでボールは上がるのです。

低重心の場合はインパクトでボールの重みがフェイスを上に開きますのでロフトが増えてボールが高く上がるのです。アイアンではプル角度が強く、グース度が強く、低重心であればボールの高さが作れるのです。最近一般的になったユーティリティ(ハイブリッド)はヘッドが大きい事で重心の位置が後方に下がってインパクトでのロフトを作るのです。

PINGにはその中間の重心の位置を作っているクロスオーバーというユーティリティクラブがあります。グース度が強く、ソールが厚いので重心の位置が後方にあるのです。ブレード系のアイアン、グース度の強いアイアン、PINGのクロスオーバー、ユーティリティクラブのソールの部分を横に並べてみるとその重心の位置の違いが分かります。球の高さ、打感、構え易さ、振り易さを考えてクラブを選ぶことをお勧めします。

是非、ボールの高さに悩んでいる人はクラブの事も考えてみてください。

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