2019年11月27日

フィッティングの話 パター編


ゴルフでのフィッティングとは自分の体格、構えとスイングの特徴に合わせてゴルフクラブを作る為の作業です。現在簡単にフィッティングが受けられるのは今話題のPING社です。もっともフィッティングを受けるとしてもその意味を理解しておく必要があるので紹介したいと思います。

パターのフィッティング
パターで大事な事は「まずパターをちゃんと置く」という事です。「ちゃんと置く」という事は「ソールが地面にスクエアに置かれる」という事です。それはパターのトウが上がらない、もしくはヒールが上がらないという事なのです。多くの人がパターをストロークする事に一生懸命でパターをちゃんと置くことがおろそかになっているのです。

プロのパッティングをしているところを見るとまずはラインにパターヘッドを合わせ、そしてソールを地面にスクエアに置いています。そしてその置かれたパターに構えに入っているのです。何気ない動きですがこの動きの持つ意味は深いのです。

この行為の持つ意味は、「パターのフェイスには一般的に3度のロフトが付いている」という事があるのです。この3度のロフトがボールとのインパクトの時に微妙なズレを生むのです。もし、トウが上がっていれば3度のロフトが付いたフェイスは左を向くのです。そしてそれが円球のボールとのインパクトでの接点を狂わせるのです。

そもそもパターのフェイスに3度のロフトが付いている目的は何なのでしょう。それはボールを打ち出しで少し持ち上げる事により芝生からボールを転がす為です。地面とフェイス面が垂直であると、芝生の上にあるボールには芝生の芽が接触しているので打ち出しでその芽の影響を受けやすいのです。更にボールの真横ではなく、少し下を打つ事によりボールに自回転を加えるからなのです。

3度のロフトの影響はショートパットで出るのです。その理由はインパクトの力が弱いからなのです。インパクトが弱いとボールの飛び出しはフェイスの向きで決まるのです。トウが上がっていればフェイスは左を向き、ヒールが上がっていればフェイスは右を向いてしまうのです。結果としてインパクト後それぞれのズレた方向に転がりだしてしまうのです。

このフェイスの3度のロフトをラインにスクエアに向けるにはパター自体をしっかり置く事が大事なのです。そして、その置かれたパターを動かさない様にして構えに入るのです。その手の入った位置がグリップエンドにあればそのパターの長さは自分の構えに合っているということなのです。当然、パターがスクエアに置かれているのでライ角度も合っているのです。

ちなみにパターを構える時の手の位置は決めない方がいいのです。大事なのはスクエアに置かれたパターヘッドなのです。そのパターヘッドの状態を保ちながらグリップしたいのです。暑い夏は筋肉も緩んでいるので手の位置は普段よりも下になる事があるのです。逆に冬は寒くて体がこわ張るので手の位置が上がるのです。普段グリップエンドを持って構えられている人には冬のアドレスは注意が必要なのです。

まずはスクエアに置かれたパターに手を入れて構えてください。手の位置はグリップエンドに惑わされてはいけません。もし、グリップエンドから下に離れているのであればその分パターを短くすればいいのです。逆にグリップエンドの上に手がきてしまう時はそのパターが短いということなのでパターを長くする必要があります。

手の位置をグリップエンドにしたくても置かれたパターのフェイスの座りが動いてしまう場合は、パターのライ角度を変えればいいのです。自分の構えが決まっていて、好みの長さが決まっている場合はその構えでのパターのソールの座り具合を見ればいいのです。もしトウが上がっていればパターをフラットにするのです。逆に下がっていればパターをアップライトにすればいいのです。実はこのパターのライ角度を調整してくれるゴルフ・メーカーはPINGしかないのです。このパターのライ角度に意識があるのが一社だけというのも不思議です。

パターを自分に合わせるという事は、自分の構えたパターがしっかり地面とスクエアに置かれているという事なのです。自分がパターに合わせるか、パターを自分の構えに合わせるかなのです。後者であればPINGのパターフィッティングを受けて、自分に合わせたパターを作る事が大事です。

次にパターで大事な事はパターを目の前で横にセットした時のパターヘッドの傾き加減です。基本的には3種類の傾きがあると考えてください。ひとつが、フェイスが地面と平行に向く状態です。逆にフェイスが直角に地面の方向に垂れる状態もあります。そして、その中間の45度の傾きがあると思ってください。

フェイスが地面と水平に位置する場合はシャフトがフェイスの真ん中に入っていると考えてください。それはT
字型のパターが基本です。そうでない場合もフェイスは地面と平行になります。それはシャフトのネックを大きく曲げているパターです。そのパターを良く見てみるとシャフトは曲がっていますが、シャフト自体はフェイスの真ん中を指しているのです。シャフトがフェイスの真ん中を指すという事は、フェイスが地面と平行になるという事なのです。

このパターの特徴はボールが右に曲がり難いということです。もしパッティングで右にボールを押し出す癖がある人はこのフェイスが地面に平行になるパターを選びましょう。PINGでいうところのフェイスバランスパターです。鈴木愛プロはこのフェイスバランスのパターを使っています。以前はシャフトがフェイスのセンターに入っているヴォルト・PIPER‐Cパターを使っていましたが、最近はシャフトが曲がってフェイスバランスのGLe2-ECHOパターを使っています。

このフェイスバランスパターのもう一つの特徴が手の感覚がそのままシャフトを通してフェイスに伝わるという事です。ボールを手の感覚で打ちたければこのフェイスバランスパターがいいのです。ラインを決めたら、そのラインにしっかり打つ事が要求されるパターなのです。ここで大事なのが、「決めたところに打つ」という強い意志なのです。鈴木愛プロが、パッティングが上手いのも「決めたところにしっかり打つ」という強い意志があるからでしょう。

フェイスが45度傾くパターはタイガー・ウッズが使う事もあり、今ではパターの定番なのです。このタイプのパターはPINGではヒールトウバランスパターと呼んでいます。このパターの特徴はパターフェイスをラインに送り込む感じが要求されるのです。シャフトはフェイスのセンターから2センチ程度ヒール寄りになるのです。このズレがフェイスの45度の傾きを作るのです。このパターで禁物な行為はボールを打つという気持ちです。ボールを打ちにいくと右手が動きフェイスがインパクトで被り易いのです。結果としてボールが左に転がり易くなるのです。

ボール打つというより、フェイスを前に押し出す感じが必要なのです。右手首の角度を変えずにボールを転がす事を考えると、この45度の角度が意味を持つのです。イメージとしてはホウキで地面を掃く感じの動きです。フェイスをラインに合わせてラインに送り出すイメージが強い人には合うのです。

最後にフェイスが90度垂れるパターとなります。このパターの特徴は左にボールが行きにくいということです。シャフトがネックにあるのでフェイスは真下に垂れるのです。この状態が、フェイスが被る事を防いでくれるのです。ボールが左に転がって困る人にはかなりのヘルプになります。基本的にこのタイプのパターもラインに向かって打つ人が多いのです。打ちにいくからボールが左に飛び出すのです。でも打ちたいからフェイスが遅れてくるこのヒールタイプのパターがいいという事になるのです。

PING社ではiPINGというソフトでこの3種類のフェイスの傾きを調べてくれます。自分のストロークの癖を知る意味でもこのiPINGチェックを受けてみるといいと思います。自分の癖にパターヘッドの傾きを合わせる事も大事と思います。もっともどのパターでもインパクト前でフェイスを元のスクエアの位置に戻す意識があればそれ程の問題にはならないのです。それでもちょっとしたミスが出るための保険でパターの傾きの度合いを選ぶと考えてください。

パターの形に理屈はありません。大事な事はラインに自分が使いたいパターが真っすぐ置けるかが大事なのです。PINGのアンセータイプのパターは今では世界の主流です。このパターは幅が狭いのでパターの形でライン取りが難しいのです。しかしフェイスの向きがしっかり見えるのでラインに対してフェイスを垂直にスクエアに入れ易いのです。ラインに対してヘッドを垂直に入れるイメージがある人にはいいのです。

ちょっと前になりますが、ボールが二つヘッドに付いているパターがありました。今でもありますが、このパターで大事なのがボールに対してフェイスがスクエアになるという事なのです。アドレスでボールが3つ並ぶという事は、目は自然と真ん中のボールを見ているという事なのです。真ん中を見ているからフェイスが先のボールに対してスクエアになっているということなのです。

ちなみにパッティングで大事な事はアドレスでボールを見ないということなのです。もしボールを見てしまうとそれはボールの中心を見ているという事になるからなのです。結果としてフェイスの向きはその分開いてしまうのです。ボールを右にプッシュアウトする人のほとんどがボールを見過ぎて、インパクトが起きるボールの右端でのフェイスの向きへの意識が薄れているのです。先にも書いた様にパターをスクエアに置く事が大事というのは、ボールをしっかり見ないということなのです。アドレスでフェイスのトップラインを意識してみる事が大事なのです。フェイスが真っすぐラインに出ればボールは真っすぐ転がるのです。

ヘッドが大きいパターにも特徴があります。それはラインにしっかり置きやすいという事なのです。実際にパターヘッドのバランスでボールの転がりが変わる事はほとんどないのです。大事な事はインパクトでのフェイスの向きなのです。

パターを選ぶ時に大事な事としては打感、インパクトの音もあります。ここは好みの問題でボールの転がりには影響はありません。とにかく自分がそのパターを好きである事が大事なのです。基本的にパターにはあまり機能は影響しないのです。特にショートパットにはほとんど影響しません。ロングパットでもインパクトがそれ程強くないのでパターの機能はそれ程影響しないと思ってください。ロングパットでは決めた強さでしっかり打つ事が大事で、パターの機能でそのミスを防ぐことはほとんどできないのです。

最後にグリップです。PINGのパターグリップはグリップエンドが傾斜しています。この傾斜がパターを幾分フラットにするのです。だからパターはグリップエンドを持つ必要があるのです。もっとも最近はグリップが太くなりグリップエンドを持たないでもいいようになっています。問題はその時のパターヘッドの座り具合だと思ってください。パッティングには形がありません。どんなストロークでもインパクトでフェイスがスクエアに真っすぐラインに向いている事が大事なのです。

話は戻りますが、パターで大事な事は自分のパッティングの形にパターを合わせるという事です。それは長さであり、ライ角度なのです。構えた時にパターフェイスが地面に、そしてラインにスクエアである事が大事なのです。そして、グリップもしっかり選びましょう。グリップがしっかりしていないと構えも決まらないのです。

是非PINGのパターフィッティングを受けてみてください。自分にパターを合わせてくれるのはPINGだけです。もっともパターに自分が合わせられるのであればそれで問題はありません。ボールをホールに入れる事よりもパターヘッドをラインにスクエアに置く事を考えましょう。

パッティングは非常に難しいものです。まっすぐラインにボールを打ったり、流したりすることは簡単ではないのです。しかし、もし3度のロフトが付いているパターを正しく置けていなければパッティングが決まる確率は更に減ってしまうのです。ボールを入れる前に、パターを正しく置く事を考えましょう。そうすればミスが出る確率は大きく減りますよ。パターをボールの前に置いてその状態を研究してみてください。

人気 blogランキングに参加しています。
クリックをお願いします。

2019年11月21日

初心者のスイングの作り方 一歩前進 その3


ボールが飛んで、曲がらない事ができあがれば最後のチャレンジは右手の使い方の意識です。この右手の意識こそがその人の技術なのです。自分流もこの右手の使い方なのです。そして、この右手の使い方は言葉での解説は難しいのです。今回は私流の右手の使い方を紹介します。

右手の動きで大事な事
右手の動きで大事なのは、右手はテークバックで使うという事です。テークバックは右手の薬指を使って動き出すのです。右手の薬指は左親指の裏側の指でクラブと腕との支点を感じています。右手の薬指から動くという事はクラブとの支点を動かしているという事なのです。

そしてトップスイングではしっかり右手の指がしっかり握られている事が大事です。この右手の握り込みは右手のコッキングを作り、右側での「コの字」を作ります。トップスイングで右手がクラブを感じている事が大事なのです。

そしてダウンスイングへの切り返しのタイミングはこの握られた右手の脱力で始まるのです。この右手の脱力が左膝の屈伸の戻りを作り、右肘の落ち込みを作ります。そして右肘が落ちる時に右手のコッキングが更に深まるのです。握られている指が緩む事で右手首の曲がりの深みがますのです。ここでの右手の感覚はピッチャーがボールを投げる時の右手首の曲がり込みの深みです。「コの字」が「ムの字」になる状態です。

そして、ここから先の右手の動きが人に寄って異なるのです。初心者としては、脱力後は手首の曲がりを深める事に集中し、その後は何もしない事が大事と思います。右手はインパクトに向かって脱力でダランとする感じで充分なのです。右手は左手の動きに反応するので、意識する事はできるだけ避けたいのです。

スイングがまとまり、ボールが真っすぐ飛ぶ様になったら右手のインパクトからの動きを考えましょう。

左に曲がる理由は右手にある事を知る
ゴルフのスイングの中で体の部分としてボールを左に曲げる事ができるのは右手しかないのです。左にボールが曲がるという事はインパクトでフック回転がボールにかかるという事なのです。ここで一番理解しておきたいのはインパクトの時の出来事であるということです。

インパクトでのフェイスの向きがクラブヘッド軌道に対して被っている(クローズになっている)とボールにフック回転が入るのです。この角度はインパクトでの右手首の角度できまります。インパクトでは右手首はまだ曲がっている状態です。この状態が緩み、右手首が伸びるとフェイスは被ってくるのです。

この被るという現象はボールを叩くという意識が原因です。右手で叩くという行為が右手首の開放で行われるからです。先にも書きましたがゴルフクラブは左手の引き込みで動かします。そして、右手はその左手に合わせて動いてくるのです。しかしインパクトまでは右手は緩んだ状態で、自力で動く事はないのです。私が右手を使わないと書いてきたのも、ボールが左へ曲がらない様にする為でした。

問題はインパクトから先の右手の動きです。ここで大事な事は「右手は握ってはいけない」という事です。右手でクラブを動かそうとするとどうしても右手を握り込んでしまうのです。握り込むという事は右手の小指、薬指、中指が縮まるということです。実際に体の前で右手を握り込んでみてください。握り込みが入るという事は右手首の角度がなくなるという事なのです。この右手首の動きがボールにフック回転を生むのです。

インパクトの瞬間でもボールはフェイスの上に乗っているのです。その時にフェイスが被る動きが入るとボールは左に曲がるのです。ゆっくり握ればドローボールになります。強く握ればフックボールになります。急激に握るとチーピンとなるのです。瞬間的な出来事ですが右手の指は動いてしまうのです。左を避けるなら、右手の指を緩めたままでスイングしたいのです。もっともドローを打ちたければ握り込みが入りますが、この強さには自分流が必要ということなのです。

ドライバーショットでボールを飛ばす右手の使い方
ドライバーでの右手のインパクトからの使い方のポイントは右手の力が緩んでいるという事です。そして、右手首のコッキングが開放されていない状態である必要があります。それはピッチャーがボールを投げる時の右手の形と同じなのです。投げる時もボールを話す時に右手首を使っているのです。ゴルフでもインパクトから先で右手首のコッキングの開放をするのです。私が「右手は使わない」事を勧めるのは右手が緩んでいれば左手の動きに右手が反応するからです。意識的に動かそうとしなくても右手首のコッキングは流れに沿って開放されるのです。

意識的に使う場合は右手首の開放の方向が問題になるのです。意識的には右手首の開放はボールを飛ばす方向に対して前の方になります。その理由は右手首の開放の方向が前方でも下半身の動きが左膝の蹴り上げでしっかり動いていればボールが右には飛び出さないからです。右手首の開放の方向は飛球線に対して右の方向なのです。以前にも書きましたがボールが飛び出す方向はスイング軌道で決まるので、右手首の開放の方向ではないのです。

もし、打ち出されたボールが先に行って左に曲がるのであればそれは、右手首の開放の方向が飛球線に向かっているという事なのです。当然右手首が横に動けばボールに力が加わると思います。しかしその動きは力を加えるだけではなく、左への回転を加える事になるのです。

ここでの動きは実際に球を打って感じるしかないのです。ボールが先に行って左に曲がる様なら右手首の開放をもっと体の前方に向ける必要があるのです。ここでの動きはインパクトの最中の動きですから、体でその動きを感じるしかないのです。そして、ボールが先に行って左に曲がり過ぎない右手首の動きを作るのです。

アイアンショットでボールを持ち上げる右手の使い方
アイアンショットではドライバーの時とは右手の動かし方の意識は少し変わります。ドライバーの場合はヘッドスピードを上げて、ボールが更に飛ぶ事が右手の使い方の目的です。一方アイアンの場合は距離ではなく、ヘッドを地面に落とす事で打ち出し角度を上げ、スピンをボールにかける事が目的となるのです。

右掌の意識は体の前方を向いています。そして右手首の動きは左手親指がクラブを押し込む地面の方向となるのです。ドライバーの時は掌を前に出す感じですが、アイアンの時は手首の角度は保ちながら掌が腰の向きに平行でクラブを落とすのです。ここで大事な事はクラブヘッドを地面に落とす感覚なのです。

右手でボールを打つ感覚は全くないのです。もし、ボールを右手で打ちにいくとボールにフック回転を掛けてしまうのです。右手でボールを打つ意識があるとクラブヘッドがボールに対して被ってきてしまうのです。もし、ボールの飛びが最後に左に曲がっていたら右手の落とす角度が被っているということなのです。練習でこの左の曲がりを消す、手首の落とし込みの練習が必要なのです。

体重移動でボールを飛ばす
ボールを飛ばす事を考えると右手の動きの助けになるのが「インパクトでの体重移動」です。体重移動が入るとその体重がボールに乗り、飛距離のUPに繋がります。さらに、体重移動が入る事で左への曲がりを抑える事になります。しかしここでの問題が体重移動のタイミングです。

体重移動する事でもしボールの飛びが最後に右に曲がっていたら、それは体重移動のタイミングが早いという事なのです。多くの人がボールを飛ばそうとして左に突っ込んで(スエーして)体重移動を入れています。しかし結果としてスライス回転をボールに与えているのです。このタイミングもボールの飛びをしっかり見ていれば調整できるのです。しっかり左足の屈伸で下半身を切り、その先で体重移動を左にするのです。ちなみにフェードボールを打つという事はこの左への体重移動のタイミングで作ります。

今回の話は練習でのボールの飛び方を見ての調整の考え方となりました。ゴルフではとにかくボールがどの様に飛んでいるかを見て、その原因である体の動き方の調整が必要という事です。右手の使い方や体重移動はまさにこの意識が重要です。是非、自分の練習の中で試してみてください。

人気 blogランキングに参加しています。
クリックをお願いします。

2019年11月12日

初心者のスイングの作り方 一歩前進 その2


ボールを飛ばす事ができると気になるのが曲がりです。一歩前進で覚えておきたいのがボールの曲がりを止める方法です。覚えておきたいのが、スイングが下半身から動き、左手で追っかけて、右手でインパクトを作るという順番通りに作られればボールがターゲットに対して左に飛び出す事はないという事です。

ボールが左に飛び出すという事は、下半身の動きを上半身が追い越すという事を理解する事が大事なのです。この事を理解していれば、ボールが左に飛び出す事はないのです。「下半身でクラブを振る」という意識が重要で、その事でボールは左に飛び出さなくなるのです。逆に「上半身でボールを打つ」という意識が強いと下半身の動きが止まってしまい、上半身が下半身を追い越してボールが左に飛び出してしまうのです。

左にボールが飛び出さなくなれば、気を付けたいのはボールが右に飛び出す事です。その原因は単純なのです。それは下半身の回転不足なのです。下半身が回転する事により上半身は正面を向くのです。この事を理解していないと、右に飛び出すボールを右手で処理するようになってしまうのです。原因が下半身なのに、上半身で処理をしてしまうのです。この事が先に書いたボールが左に飛び出す原因となるのです。

多くの人はボールが左右に飛び出す原因をボールの打ち方が悪いからと考えますがそれは違うのです。ボールが飛び出す方向はスイングの流れの方向で決まるのです。アウト・サイド・インに振られるからボールが左に飛び出すのです。逆にイン・サイド・アウトに振られればボールは右に飛び出すのです。テークバックでトップスイングに行ったら上半身は動かさない事が大事なのです。そしてその上半身を下半身で動かせばボールは絶対に左には飛び出さないのです。そしてクラブの軌道はインサイドアウトが確保されるのです。

練習の最初はボールが右に飛び出す事が大事です。そして、その右を下半身の動きで真ん中に持ってくるのです。決して右手でボールを打たない様にする事が大事なのです。右にボールが飛び出している内は下半身の動きが足りないのです。下半身の動きでボールを真ん中にもってこられれば、ボールが左に飛び出す事は無くなります。

真上に伸びあがる事で勢いを付け、右への曲がりを防ぐ
最近のゴルフでは左膝を伸ばし切る打法が主流になってきています。この左膝を伸ばし切るという事は下半身の動きを完結するということなのです。残念ながらこの考えは日本では長く否定されてきました。その理由は日本人が「箸の文化」であるということです。右手ですべてを上手く行う事が私達日本人には当たり前の事なのです。

右手を上手く使おうとするから下半身の動きが止まるのです。当然下半身の動きが止まっても右手の使い方が上手ければ問題ないのです。この上手さが「技術」という言葉で表されています。しかしこの「技術」は左膝を伸ばし切り、下半身をしっかり回転させれば「ボールを右に飛び出させない」という技術はカバーできてしまうのです。

左膝を伸ばす事で左腰は後方へ押しやられ、腰の回転を作るのです。単純な動きでここに技術は存在しません。「やる気があるかどうか」と「できているかどうか」が問題なのです。この左膝を伸ばす動きに一番近い感じがフィギュアスケートの回転する前の左足の動きです。フィギュアスケートでは回転する前に左膝を曲げ、それをジャンプのタイミングに合わせて伸ばし切っているのです。

そしてこの左膝を伸ばし切る時に大事なのが、真上に伸びあがる意識です。フィギュアスケートでも多分意識は頭の真上にあると思います。ゴルフでも頭の真上に伸びあがる意識が必要なのです。この真上の意識が腰の回転をスムースにしてくれます。さらにスイング軸が左に流れる事を防いでくれるのです。

ジュニアゴルファーが真上にジャンプする様にスイングする事に気が付きます。このジャンプの力は地面を蹴り上げる力でスイングに勢いを付けます。ジュニアにはまだ体力が不足しているので少しでもエネルギーを上げる為にこの力を利用しているのです。そして、右にもボールを曲げません。初心者の内にこの左足の動きを理解し、身に付けると将来ゴルフをしていて右で悩む事は少なくなるのです。

ゴルフでボールが右に飛んだり、曲がったりするのは下半身に問題があるという事をしっかり理解しましょう。不思議な事にこの事がゴルフのプロの間では余り語られていないということです。下半身の動きが確立されていればボールが起こす右へのトラブルは非常に小さいものになるのです。当然プロの場合は技術があるからこそそのポジションにいるのでしょうがないのですがね。

是非、練習で下半身の動きを意識してみてください。そしてボールの飛びをしっかり見て自分の下半身の動き方を確認してみてください。

人気 blogランキングに参加しています。
クリックをお願いします。

2019年11月06日

初心者のスイングの作り方 一歩前進 その1


球がまっすぐ飛ぶようになったらもう少しスイングを考えて前進しましょう。その為の心がけを紹介します。

体の捩じれの戻りでインパクトを作る
ゴルフで大事なのは「打つ」という気持ちだはなく、遠くへ「飛ばす」という気持ちなのです。「打つ」という言葉には「点」があるのですが、「飛ばす」という言葉には「流れ」という違う意味が含まれるのです。「打つ」という言葉には、「体を止めて叩く」というイメージが強いのです。一方「飛ばす」という言葉には、「体を使って遠くへ飛ばす」というイメージになるのです。この「打つ」と「飛ばす」の言葉の意味を感じたいのです。

野球で言うと外野手が外野からバックホームする感じが「飛ばす」というイメージに近いのです。当然、ピッチャーが強く投げる時のイメージにも近いのです。それは体の捻転を使って、右手を振るという事なのです。ただゴルフで違うのは体と右手の間に左手があるという事です。体を先行させ、左手で追っかけ、右手で振り切るという事なのです。

体の捩じれは右手の後方への引き込みで作られます。この右手の後方への引き込みで下半身と上半身に捩じれが作られるのです。これはテークバックで下半身と上半身の遊びを無くした後の右手の後方への引き込みでできるのです。しかし、スイングする時に大事なのがテークバックまでで作られた体の動きの順番がダウンスイングでは異なるという事なのです。右手の後方への引き込みはダウンスイングでは開放されないのです。この時に動くのは下半身の動きだけなのです。

トップスイングでは左膝が前方に深く押し出され、右手がクラブを後方へ強く引いています。当然この右手の引き込みで上半身は捩じれるのです。しかしダウンスイングではその捩じれは開放されません。ダウンスイングは右手の脱力で始まりますが、上半身の捩じれは緩まないのです。右手の脱力で戻るのは深く押し出された左膝が元の位置に戻るという事なのです。この位置は上半身と下半身の遊びが消えた場所です。

この動きがテークバックで振り上げたクラブを下半身だけ元の位置に戻すという事なのです。この事で上半身の動きは大きく変わるのです。振り上げられた右肘は右手の脱力で落ち込み体の右脇に引っ付きます。そして、右手の手首の握り込みで出来上がった「コの字」が「ムの字」になるのです。クラブが体に引き込まれる感じの動きです。右手の脱力で右手首の力が緩み、クラブは体の方に引き込まれるのです。所謂スイングのタメはこの「ムの字」の深さなのです。

追加の情報としてはこの時に左手が緩んで開いている事が大事です。小指、薬指、中指が脱力されていて、クラブがその3本の指先に引っかかっている事が大事なのです。右手首の「ムの字」と左手の3本の指先の開きがスイングのタメを深くするのです。下半身の動きは元に戻る動きですが、実は右手の動きに大きな変化が生じるのです。この「行って、帰って来い」という感じの動きで大事なのが右手で作るタメの深さなのです。

そしてここからが最大のポイントです。体の捩じれの最大のポイントはアドレスの位置に戻った左膝をその動きの延長上で一気に伸ばすということです。最近のプロのスイングを見るとその動きが良く分かります。左膝はトップスイングの位置から伸ばすのではなく、アドレスの位置に戻ってから伸ばす事が大事なのです。

アドレスの位置に戻るという事は上半身のタメができているという事なのです。左膝がアドレスの位置に戻るという事はスイング軸が元の位置から動いていないという事でスイング軸が流れていないという事なのです。スイング軸が流れないという事はボールが右に曲がる事が無いという事なのです。ちなみにフェードボールを打つという事はこの時に左膝が元の位置に戻っていないという事なのです。

左膝を伸ばし切るという事は動きとしては単純な動きなのです。しかし、その動きの意味が分かっていないとどうしてもその動きに躊躇が生まれてしまうのです。もし、ボールが少しでも右に飛び出していたらそれは左膝の動きの緩慢さにあると考えてください。ゴルフのスイングではボールが右に飛び出す理由は下半身の動きの甘さなのです。

以前にも書きましたが、ゴルフでの禁句のひとつにあるのが「ボールを上手く打とうとする」なのです。上手く打とうとすることが左膝の動きを緩慢にするのです。大事な事は左膝の動きでしっかりスイングする事なのです。もし右にボールが飛び出していれば、左膝の動きが悪いのです。単純な動きなのです。しかし、この単純な動きを作る事が難しいのです。それはその動きの意味を理解していないからなのです。

今回のテーマの捩じれの戻りでスイングするという事は、下半身の動きを先行させ捩じれの開放を遅らせて振るという事なのです。下半身が元の位置に戻り、フィニッシの位置に一気に動けば上半身の動きにタメを作り、クラブヘッドの動きを早くするという事なのです。この下半身の動きとその動きに合った上半身の動きの流れを理解しましょう。ここでの動きには冷静さが必要です。決して慌てる事はないのです。流れを作り、インパクトに向かうのです。

体を巻き上げたら、その反動で体を戻し、その延長上で上半身(左手の引き込みと畳み込み)を振り切るのです。その流れは野球のピッチャーがボールを投げる感じに似ています。振りかぶりからの右手を後ろに引いた所がゴルフのバックスイングの位置です。野球ではそこから下半身(左足)の動きで腰をターゲットに向けます。そして左膝の動きで下半身を先行させているのです。この位置がゴルフでのトップスイングからの戻りの位置なのです。この後は、野球は右手の振り込みですが、ゴルフの場合は左手の引き込みと握り込みなのです。下半身の動きが上半身の動きを常に先行している事が大事なのです。

スイングの形ができたら、是非今回のスイングの体の流れを身に付けましょう。ボールを飛ばすという事は下半身の強い動きに、上半身のタメのある動きを合わせるという事なのです。飛んでいれば、その動きが完成しているという事なのです。

人気 blogランキングに参加しています。
クリックをお願いします。