2006年02月07日

クラブ選択:460CCドライバーを考える

今週PGAで優勝したJBホルムズはタイガー・ウッズより飛ぶそうです。そして、PINGのG5を使うバッバ・ワトソンは去年のDunlop Phoenixの試合でしっかりとタイガーをオーバードライブしていました。いったい何が起きているのでしょう。私にははっきりした答えは分かりませんが、いくつかヒントになる情報がありますので紹介します。

高反発のフェィスインサートは、ヘッドスピードの遅いプレーヤーには効果がありますが、ヘッドスピードが早い人にはあまり意味がないようです。私が驚くのが、日本のクラブメーカーがまだ将来ルール規定に適さなくなるクラブを製造し販売していることです。当然飛距離にハンディのある人にとっては、とても助かることですからしょうがないでしょうが、やはりゴルフクラブの月例杯レベルでもJGAのルールに従ってプレーするのですからどうでしょう。自分は競技に出ないからいいではすまないでしょう。特に「ニギリ」をする人はどうでしょう。ボールメーカーであるブリヂストンやダンロップは、ルールの規制がボールであるとすぐに反応するのに、ドライバーだと何故違うのでしょう。

ところで今どうして急に飛ばせるようになったのでしょうか。そうですここでのキーワードは「ボールを飛ばせる」ようになってきているのです。ボールを以前より驚異的に飛ばせるようになったのは、明らかにドライバーの設計理論が変わってきているからだと思います。ですから、今ドライバーの打ち方は、「ボールを強く叩く」から「ボールを深く捉える」に変わってきているようです。私の得ている「ボールが飛ばせるようになった」情報をまとめると以下のようになります。

1. ボールはクラブの重心位置で打たない。(スピンがかかって吹け上がる為)
2. フェィスの上部に当てる。(スピン量を減らす為)
3. ボールは縦位置のセンターでは無く、ややトウよりに当てる。(遠心力を利用する為)

どうもこの打ち方は、パーシモンの時代からうまい人は、その位置で打っていたようです。では今何故?そうです、偶然というかクラブヘッドの大きさの規定が460CCに決まったからなのです。実際、この大きさの規定に直ぐ反応したのは、今アメリカでもっとも売れているPINGのG5(初代G2)ドライバーであり、ナイキ、テーラーメイドといったアメリカ製のドライバーなのです。日本のメーカーは高反発にこだわりすぎて出遅れてしまいました。
PING G5ドライバー(PING WEB SITE)

ヘッドの大きさの規定が決まった為に、アメリカの各社は迷うことなくその最大値でドライバーを作りました。すると、何と副産物が生まれたのです。それは、いわゆる「ボー球」が簡単に打てるようになったのです。昔は、アーノルド・パーマーも低く飛び出し、後でグ、グットライジングするボールにあこがれたものです。でも、今はあのスタイルはまったく無くなってしまいました。

クラブが大きくなって、フェィスが大きくなったのです。その為に、重心位置から上の部分が広がったのです。今までなかなか当てにくかったフェィスの上部がしっかり現れたのです。ボールのスピン量は著しく減ったのです。だいたい2000回転ぐらいは、減りますから驚きです。2000回転もスピン量が減って大丈夫なのか?大丈夫です。クラブヘッドの上部に当てるとだいたい2000〜3000回転ぐらいはボールにスピンがかかるのです。実はこのスピン量に意味があるのです。その効果は下記のようなものです。

1. ボールが吹け上がらない。
2. ボールはドロップしない。
3. サイドスピンがかかりにくい。

ボールを叩きにいかないで、飛距離を出すことはプロのレベルでは大変な出来事だったとおもいます。バッバ・ワトソンをみても分かるように、ボールが曲がっていないのです。その理由は、PINGのG5のヘッドバランスが素晴らしいからでしょう。スピン量を減らし飛ばす。叩かないから曲がらない。今までにもちガーを越える飛ばし屋はいましたが、結局曲がって試合では使えなかったのです。でも、今力をボールにうまく伝える技術が出来上がってしまったのです。先日も青木プロがシニアの試合で活躍しましたが、その時のコメントが「今までで一番飛んでいるよ」とクラブの進化の裏付けてきな発言をしています。

結局、アマチュアには不利なのです。今までの「飛ばし屋は曲がるから、いつか崩れる」という計算が成り立たなくなってきたのです。アメリカで活躍する丸山プロが飛距離で嘆くのも分かるような気がします。

タイガー・ウッズが2006年ですでに2勝を上げていますが、このドライバーの進化の影響は大きいでしょう。あのタイガーが今発売されているナイキSRのラージヘッドを振り回して、実際ドライバーの飛距離が伸びているようです。パー5の2オンは当たり前で、いまや300ヤード台のパー4がワンオンレンジに入ってきてしまったのですね。近い将来に、PGAのクラブ規制が入るのも時間の問題ではないでしょうか。パー5のセカンドがウェッジでは話になりませんよね。

タイガーの使うナイキSR(US Yahoo Sports)

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posted by golfq at 08:46| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(1) | クラブの選び方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
素朴な疑問、460ccのヘッドのDRはアジア人に適合しているのでしょうか。ちなみに、小生、170cm,78kgです。使用しているDRは、もらいものの7〜8年前のヨネックスのものです。
Posted by k-shirasan at 2006年02月07日 10:14
k-shirasanさんへ
Kさんの体格であれば、正に460ccはうってつけですよ。このドライバーは力のある人に本当に有利です。

ボールを叩かなくてもいいという事を体感できれば、素晴らしい飛距離を楽しめますよ。

又、力の無い人でも、スィートエリアが広いのでナイスショットの確立が向上します。トウの部分に当てる事を覚えたいですね。
Posted by golfq at 2006年02月07日 14:29
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