2006年04月05日

パッティングの強さ(その2)

AKIさんのコメントの中で面白かったのが、「自分でも驚くほどの強いタッチでインパクトが入る」というものでした。この感じは私にも分かりますが、この感じは問題が深刻ですね。

最初の問題は、昨日も書いた「右手の手首の動き」があることです。右手の手首を緩めないと、強いタッチはでにくいのです。アプローチで、右手首を緩めないで強く握ったままで打つのと似ています。アプローチの場合は、死んだ弾を打つために右手を殺すのです。そして、パッティングのときは転がり過ぎないように右手を殺すのです。

右手を使ってしまう最大の理由は、距離が足りないという不安感です。しかし、右手を使わなくてもボールは結構転がるのです。自信を持って、ストロークをするとその転がりは強いものになります。自信が無くストロークすると、その自信の無さが転がりにでるのです。

それでは、ストロークの自信とは何でしょう。そうです、昨日書きましたが「思い込み」なのです。「思い込み」通りにストロークできればボールはしっかり転がるのです。そして、その時に右手首を緩めなければ、想定内の転がりで収まるのです。

時々間違えてしまう感情に、「雰囲気を出して」というものがあります。この「雰囲気を出す」時は、必ず下りのラインの時だけにしましょう。下りの場合は、最後に力を抜く感じがでますから、まだ雰囲気が出せるのです。しかし、上りのラインや長いラインでは、その雰囲気がパンチとなって右手首を動かすのです。

AKIさんのコメントの「転がさないで、打ちにいく」はまさにこの雰囲気の問題を表現していると思います。ボールを転がすには、右手首は固定されていないと想像以上にボールは転がってしまうのです。

距離感を決める方法は自分で発見しましょう。とにかくひとつの方法を採用することです。そして、昨日書いたように自分流を記憶するのです。そして、その距離感を過去のストロークから引き出し、確実にそのストロークを再現するのです。この地味な練習が距離感を育てます。距離感が必要なストロークとしては、5歩以上のパッティングと考えるのも必要です。5歩以上は、練習を繰り返し自分の規定を作ってください。

ショートパットでは、あまり距離感のことを考えるのは止めましょう。とにかくラインに対して、スクエアにストロークして、インパクトがスクエアであることを考えましょう。距離感以上にフェィスの向きが重要です。5歩以内は、目の動きだけでカップが見えますのであまり距離を考えずに決めた強さでしっかりストロークしましょう。

距離感を付けるための大事なアドバイスがあります。但し、これはあくまでもアマチュアの為のものです。その秘訣とは、「ロングパットは入れにいかない」ということです。ロングパットは入れる事を考えるよりは、寄せる事を考えましょう。カップを過ぎたボールの距離感は掴みにくいのです。しかし、カップに届かなかったボールの距離感は結構記憶にあるものです。

良く見かけるのですが「カップに1センチ届かないと、凄く悔しがります」が実はこれは決して悪い結果ではないのです。1メートルのショートパットであれば悔しいでしょうが、ある程度の距離があればほぼ満点と考えましょう。カップを過ぎたボールが何処に止まるかを感じれるようになるには相当技術が必要なのです。ボールを自回転で転がせて、終点が見えるパッティングができない限りカップを過ぎるストロークは危険です。

パッティングでは「勇気あるストローク」は、あまり歓迎されないのです。パッティングに勇気を入れているようでは、いつまでもパッティングに悩みますよ。パッティングこそ「石橋叩いて渡る」慎重さが欲しいのです。「勇気を出す」ということは、自分が何をしているか分からないから勇気を出すのです。「勇気」はいらないですよ。「決めたことをそのとおり実行する」献身さが必要なのです。

今日も話が少し重いですかね。でも、パッティングは哲学ですから、自分なりを作り上げましょう。AKIさんに少しでも役立てばと思って書きました。自分の距離感を作り上げてください。


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posted by golfq at 00:28| 東京 ☁| Comment(11) | TrackBack(0) | パターとストローク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
UG−LE打ってみました!2BALLよりもひたすらまっすぐいきますね!はじきがいいようなので、タッチで打てます。ウェブも変えたばかりのようです。私はパットがへたなので、毎日練習してますが、どうしてもパチン!と打ってしまいます。コースでは’打たない、打たない’とつぶやきながらやってます。フォロースルーを出す打ち方だとどうも打ってしまいます。こんな私には振り幅が小さいほうがうまくいくようです。
とにかく3パット撲滅したいです!
Posted by マミンスタム at 2006年04月05日 16:36
ありがとうございました。そうなんですよね。漠然と感じていたことがしっかり認識できました。私の場合「決めた通りに打つ」以前の問題で、「決めてない」のです。まさに「自分が何をしているか分からないまま、勇気を出して」打ってるのです。結果、ショートパットは急に勇気が挫けて右へヨロヨロと流れていき、ロングパットでは、自分でもびっくりするほど長かったり短かったり。目を覆うばかりです。どんなに稚拙でも、まずは自分で決めない限り経験値が積めない、ということですね。思い込みでも良いから。アプローチも同じことですね。まず「決め」がありきですね。右手首の固定や右ヒジに重さを感じて記憶する、なども参考になりますが、私には次の次の段階のようです。諦めずにとにかく決めて、決めた通りに打って、それを記憶として蓄えていく。少しずつでも頑張りたいと思います。
Posted by AKI at 2006年04月05日 22:03
golfqさん 
毎日楽しくブログを拝見しております。パターの距離感について、5歩以上の距離感を掴むよう進められていますが、狭い我が家ではそれだけの距離が確保できないので、普通のパターマットで約2ヤードの距離を確実に把握できるよう努力しております。パターマットはカップ周りで若干勾配があるので、実質2.5ヤードになりますが、最後の一転がりで入るようにしています。もちろんカップは最後まで見ないように努力しています。
これを基礎に、グリーン上では、応用編として調整しています。こんな練習でも有効でしょうか?
Posted by HIRO at 2006年04月06日 12:38
突然のコメント失礼致します。

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Posted by blog番付 at 2006年04月06日 16:15
おじゃまします。大変参考になるブログで、パッティングに悩む私にとって救いの神となりそうです。先日目線について質問させて頂いたときもすぐにお答えが返ってきて感激しました。『パッティングでは「勇気あるストローク」は、あまり歓迎されない』という部分ははっとさせられました。まさに私はまるで分からないまま「勇気」をもってストロークしていました。
 パッティングの強さですが、よくあるように私は振り幅とリズムで強さをだしています。しかしそのためには、パターヘッドがどこまで振り出されたかを目で追う必要があります。ロングパットの時はこのような決め方でもいいのでしょうか。ただ、この方法でかなりやってきましたが、強さを自分のものにできていないと思います。いつも振り幅という視覚に頼っているからなのかなと思います。
Posted by hide at 2006年04月09日 12:12
マミンスタムさんへ
UgLeパターは本当にいいですよ。私も購入を考えています。

短いテークバックの、パチンはいいのではないでしょうか。問題は、ロングパットの距離感ですよ。短いパットが入るかどうかは、練習量できますでしょう。勇気は必要ないですが、決めたことを実行する忠実さは必要ですね。
Posted by golfq at 2006年04月09日 21:49
AKIさんへ
ブログ読んでいただきありがとうございます。

補足ですが、「決める」事には情報の判断と「転がりの想像」ということがありますから、少しずつでもしっかりした蓄積ができるように経験をつんでください。
Posted by golfq at 2006年04月09日 21:53
Hiroさんへ
いい練習ではないでしょうか。距離感を掴むにはホールにやっと届くような入り方が役に立つでしょう。

もうひとつの練習方法は、カップの奥の淵に届くようにイメージして転がしてみましょう。ストロークは多少強くなりますが、カップの向こう側を見る練習は実際のコースでは役にたちますよ。
Posted by golfq at 2006年04月09日 21:57
hideさんへ
振り幅を決めてストロークするのは、いいと思います。もっとも、その記憶の仕方に問題があるようです。

どこまで引いて、どこまでパターヘッドを動かすか。この同じ動きを、少々言葉を変えて練習してください。

振り幅を大きくするということは、パターヘッドの動きが早い、強いということです。振り幅を大きくした場合は、必ずインパクトがその振り幅が大きくなった分だけ強くなるのです。

実際にボールを転がすときは、素振りで決めたインパクトの強さだけを再現するように心がけるのです。パターをどの程度動かすかは、あまり考えすぎないようにしましょう。

素振りで当然振り幅も決めるのですが、再現するのは、その振り幅から生じてくるインパクトの強さです。ですから、素振りでの決定が問題です。そして、実際にストロークするときはその振り幅のことは気にしないでインパクトに集中しましょう。」
Posted by golfq at 2006年04月09日 22:10
毎回、大変楽しみにブログ拝見させて戴いております。今日初めてコメントさせて頂きます。
私は2ボールパターも使ったことがありますが、どうも距離感が合わず、昔使っていたキャメロンのピンパターを再び使い始めました。一時期はショートパットで右への押し出しや左への引っ掛けが頻繁に出ていました。ブログを拝見してから、パッティングの際、ボールを真上から見てはいけない、ボールの後ろ側(右側)に意識を集中させパターの上昇軌道でパットすることで、ショートパットが決まる確率が格段にアップしました。これもgolfqさんの適確なご意見のお陰、と感謝しております。
さて、ショートパットは大変に確率がよくなったのですが、逆にロングやミドルパットの際、ボールに縦回転を与えようとする(つまり、パッティングの最下点がボールよりも手前にあり、ボールをヒットするときにはパターは既に上向きの軌道に入っている)余り、パターフェイスのエッジ部分だけでボールの上半分に当たってしまい(つまりパッティングのトップですね)、思った距離が出せないことが多くあります。ショートパットとロング・ミドルパットはストロークを変えたほうが良いのでしょうか?何か良い方法があったら教えてください。
Posted by Nobby at 2006年04月10日 11:29
Nobodyさんへ
そうですね。確かにパッティングはショートパット、ミドルレンジパット、ロングパットと3種類ぐらいのストロークの方法がある方がいいと思います。

ショートパットは、フェィスの向きを重視したストロークです。

ミドルレンジは、ライン取りと転がりを加味したストロークでしょう。

ロングレンジは、完全に距離を意識したストロークになります。

この3つのストロークの内訳ができると、3パットが減りますよ。どのように私が打ち分けているかは、今週の題材にしたいと思います。
Posted by golfq at 2006年04月10日 16:32
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