2006年08月02日

止まるパッティング

今日は先週Mr.ブーさんからいただいたパッティングについてのコメントにお応えしましょう。まずはそのコメントです。

パットのことでお尋ねしたいのですが...藍ちゃんについて「もう少し最後にスピードがしっかり減速するストローク」とのことですが、これはどうやったらできるのでしょうか?男子プロのパットを見ていて、いつもすごいなぁと感心していたのです。スーッと走ってピタッと止まる感じ。なぜそうなるのかも不思議ですが、どうすればできるのかもわかりません。方向性ばかりか、距離感もピッタリのパットを連発する男子プロの技術には、驚くばかりです。Posted by Mr. プー at 2006年07月27日

藍ちゃんのパッティングの話ですが、まだまだボールが転がり過ぎているように思います。スコアを崩している時のTV放送を見ていると、ボールの転がりが長いのです。実際にコースで見ていませんから断定できませんが、MR.ブーさんがコメントしてくれているような男子プロの転がりの急激な減少はないようです。

私もこの転がりのことについては最近真剣に考えています。10年ぐらい前でしょうか、アメリカで一緒にプレーしたスクラッチプレーヤーの転がりがまさに私が目標としている転がりでした。転がり出しは強く、ラインから外れない。そして、カップの手前で急激に減速するのです。その人はとにかくパッティング上手で入る、入る。3メートル以内はほとんど決めていました。そして、長いパットもすべてがカップに絡んでいたのです。いったい、このパッティングテクニックは何なんだ!!

そして、その人は私の友人でしたので思い切って聞きました。「どうしたら、ゲーリーのようなパッティングができるの?」と。そうするとゲーリーはそっけなく「駄目だよ。教えない。良く見て、技術を盗め。」でした。確かにインパクトの雰囲気が違うのです。打っているけど、その打ち方が違ったのです。

もうひとつ、このパッティングに関係する話です。それは、プロアマ戦で全米プロを優勝したことがあるボブ・ツエーと一緒にラウンドした時です。プロがアドバイスしてくれるラインが、全然私のラインとズレていたのです。当然私のラインの方が大きめのラインです。その時は、私にはどうしてもその直線的なライン取りが納得できませんでした。でも、その事は後に分かるようになりました。

さて、今日の主題の「パッティングで止まるボール」の話に入りましょう。結論は、オーバースピンのかかったボールを転がすと言うことです。では、オーバースピンとはどういう現象でしょうか。それは、ボールを下から擦り上げ、ボール自体に前に転がる勢いを付ける現象です。方法はいろいろありますが、今日はその現象の特徴について書いてみます。この現象の特徴を知らないと、オーバースピンのかかったボールを転がしても意味がありません。

ボール自身が自分で転がるボールが打ちたい。ボールは下から擦り上げるように転がされるから、自分自身で転がるのです。この事を、私は「自回転」を持ったボールと呼んでいます。通常パターヘッドに3度から4度のロフトが付いている理由もボールに自回転を持たせる為なのです。

オーバースピンの掛かったボールの最初の利点は、ボールの転がりが傾斜や芝目の影響を受けにくいということです。ボール自身が与えられた方向に向って転がっていますから、周りの影響は受けにくいのです。実際プロの試合を見ていると、転がされたプロのボールの回転が逞しく転がっていることに気が付きます。ボールがカップに入るかどうかではなく、是非そのボールの転がりを観察しましょう。先のボブ・ツエーのライン取りがストレートに近い理由はここにあるのです。ボールをラインに乗せるだけでは、傾斜や芝目から影響を受け易いのです。でも、自回転が強いとストレートな転がりが強くなるのです。

さて、本題の「死んだボール」ですが、これも自回転が強いと死に方も突然なのです。自回転を強く持つ、オーバースピンの効いたボールは力強く転がり始めます。その勢いはとても強いものです。そして、ボールはその回転力に引っ張られるように転がるのです。でも、その力強さはいつまでも続きません。所詮パッティングのストロークで加えられた回転ですから、おのずと回転の終了はやってきます。そして、その終わる時はアッと言う間にボールを止めてしまうのです。そうです、「ボールは転がりの勢いがなくなった時に止まる」のではなく、「ボールの回転が終わる時に止まる」のです。ですから、ボールは一瞬戻るようにして止まるのです。この現象が、死んだボールを生むのです。

パターを選ぶ時に「転がりのいいパター」を探すのは、とても問題があるのです。TVの解説者もこの点はとても適当なコメントを述べています。転がりのいいボールはどこで止まるか分からないのです。こんなパターやストロークは問題があります。むしろ、最後に急に止まるパターやストロークが実践的なのです。カップを過ぎたら止まるボールが理想的なのです。

まずはボールを転がしてみましょう。カップに向って勢い良く回転するボールがいいのです。そして、そのボールが急に最後に止まるようになれば、ストロークが素晴らしいということです。以前、PINGが作っていた半分色の付いたボールを使うとボールの回転具合が良く分かります。練習の時は、ボールメーカーの文字をラインに直角に合わせて練習をしましょう。こうすると、回転量の違いを見ることできます。いろいろと転がしてみましょう。まずは、転がりの違いを知ることが先決です。

明日は、どのようにして自回転の強いボールを転がすかを書いてみたいと思います。もっともその方法は私の方法です。先に書いた私の友人から盗みとったり、考えたものです。もっといいストロークもあるかもしれませんが、是非読んでください。

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posted by golfq at 22:41| 東京 🌁| Comment(4) | TrackBack(1) | パターとストローク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今復習のために2004年のブログから読み直しております。当時のこすりあげるパッティングも一昨日読み終えました。グースネックのアイアインの良さについては今朝読みました。今G5のドライバーを使っていますが、購入するときに一緒にアイアンもと思い、今使っているゼクシオを持っていってグース度を見てもらったところゼクシオの方が大きいといわれ、そのときは買い換えませんでした。見た目ではどう見てもピンのほうが大きく見えるのですが。現在再度アイアインの購入を考えています。このグース度、メーカーによってどの程度差があるのか素人には分かりません。又ピン、コブラなどアメリカ製品は日本製品と比べてロフトが2度寝ています。(5番アイアンは日本製品は24度、ピンは26度)寝ている方が打ちやすいように見えますが、飛距離は出ないといった心配もあります。このグース度とロフトについてご意見を下さい。
Posted by fuji at 2006年08月03日 11:04
私は昨年パター買い替えをきっかけに球をおく位置を変えてみてPTがよくなりました。(某社ロッサデイトナ)PTはアッパー気味に打つほうが順回転を与えられ直進性の強い転がりになるだろうということでボール1個分左に離してアドレスし、ストロークしています。今のところいい具合ですがこれが正しいかどうかはわかりません。なんせ周りにこういうアドレスを取る人がいないのです。
Posted by pinotgris at 2006年08月03日 11:46
さっそく採り上げていただいて、ありがとうございます。
オーバースピンだということは、何となく頭でわかっていましたが...。
実際にこの目で見てみたいですね。
テレビでは、急に減速して止まっていることはわかるのですが、傾斜やスピン量もわからないので。
でも、ああいうパットができたら、例えカップインしなくても気分いいでしょうね。
続きを期待しています。
Posted by Mr. プー at 2006年08月03日 13:22
Mr.ブーさんへ
オーバースピンの転がし方は、来週になります。すみません。
Posted by golfq at 2006年08月04日 23:49
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