2007年06月23日

クラブの選び方(アイアン編)

ドライバーとアイアンショットの違いにもっとも影響するのがボールにかかるスピン量です。ボールにスピンを加える事はかなりの高等技術ですが、自然なスイングの中にもスピンは加わります。ですからゴルフクラブを選ぶ時には、このスピン量の事を考える事が大事です。クラブを見た目だけや、恰好がいいからで選ぶのはどうしたものでしょうか。前回に書いたように入射角度が違うとスピン量は変わってきます。ボールに対してクラブヘッドが上から入ってくると、クラブヘッドはしっかりボールに食いつきそこに大きなバックスピンをボールに加えるのです。そして、ボールに対してクラブヘッドが横から入ってくるとそこで作られるバックスピンは少ないのです。アイアンとドライバーを選ぶ時は、自分のスイングの特徴に合わせて、その違いが出るようなクラブを選びたいものです。ですからPINGが行っているような、クラブフィッティングの意味が出てくるのです。

アイアンを選ぶ時に考えたいこと
スピン量を考えるとアイアンを選ぶ時は、バックスピンがしっかり掛かるものが必要なのです。「良く飛ぶアイアン」といううたい文句のアイアンがありますがどうでしょう。弾道を高く上げて、スピン量を減らせばボールは飛ぶのです。しかし、それではボールはグリーンで止まりません。アイアンショットはあくまでもスピン量をしっかり取り、ボールを舞い上げてグリーン上に落としたいものです。飛びが欲しいなら、シャフトを長くするか、ロフトを立てる事で対応しましょう。

グースネック(オフセット)を考える
良くグースネック(オフセット)の大きいアイアンを嫌う人がいますが、それはどうでしょう。グースネックが大きいとボールの捕まりが深くなりバックスピンがしっかり掛かるのです。グースネックの大きいボールが左に曲がるからと考えるより、それは自分が手打ちであると考えましょう。そもそもグースネックはどうしてついているのでしょう。それは、ボールが丸いからです。ロフトが立つに連れて、アイアンヘッドがボールに接する場所が手前の高い場所に動きます。だから、ロングアイアンは薄く当たる感じがあるのです。その部分を解決してくれているのが、グースネック(オフセット)です。オフセットはロングアイアンが強く、ショートアイアンが弱いのです。この違いでアイアンホーゼルの食い込みを深くするのです。さらにオフセットが強くなると重心深度も深くなり、ロフトも多少インパクトで加えてくれるのでボールが捕まえ易くなっています。

先にも書いたように、「グースネックのアイアンは左に曲がるから駄目」と考えるのは注意しましょう。確かにグースネックの強いクラブは左に曲がり易いのです。でもそれは、手打ちだからです。そもそもアイアンショットは手で打つというより、体の回転でボールをスクエアに捕まえて飛ばすのです。今まで日本流のスイングが手打ちが主流だったので仕方ないのですが、今はティーチングの考え方がアメリカ的になってきて大分変ってきたのです。「グースネックの強いアイアンは曲げにくいから駄目」と考えるのがまともだと思います。

アイアンを選ぶ時は、まずはグースネック(オフセット)の大きさを考えましょう。オフセットの強いアイアンはバックスピンが強く掛かるので、高く舞い上がり、曲がりません。問題は、自分のスイングでボールがどこまで舞い上がるかです。高さが足りない時は、オフセットの大きさで補いましょう。アイアンショットを考えるとロングアイアンにオフセットの強いクラブを入れる事もいい考え方です。多くの方が4番アイアンをバッグに入れていないようですが、そこにオフセットの大きいアイアンを入れるのはとても有効的です。ハイブリッドやフェアウェイウッドで対応する策もありますが、アイアンの方が方向性とボールの止まり具合が違うのです。ちなみに、私はPINGセミグースネックのアイ5アイアンを7番まで持ち、6番以降4番まではグース度の大きいG5アイアンを入れています。この違いは驚く程です。ちなみに、最初からグース度のミックスができるのは私が好きなPINGだけです。

ところで、ボールが曲がってお悩みの方に提案です。ボールが曲がると言う事は、手打ちであるという事です。問題は多分スイング軸の左への流れでしょう。しかし、その流れをそのままで練習すると手打ちでボールを曲げてしまうのです。ドローボールと言えば格好いいですが、それは手打ちなのです。そこでお勧めがPINGのG5のサンドウェッジです。このサンドウェッジをフルショットしましょう。オフセットがしっかりついたPING-G5のサンドウェッジは手打ちを全く許しません。そうです。体の回転でボールを捕まえないとボールは真っすぐ飛ばないのです。PING−G5のサンドウェッジでボールが真っすぐ飛ばせてこそ、体の回転でボールを飛ばしている事になるのです。スイングを自分で治したい方にはお勧めです。

シャフトを考える
もう一つアイアンを選ぶ時に注意をしたいのが、シャフトの固さです。シャフトの固さは弾道の高さに大きく影響しています。弾道が高くないとやはりボールは着地して転がってしまいます。基本は固くて思いシャフトがいいのです。それは、ボールの飛び具合のバラつきが少ないからです。でも、弾道の高さがでないのでは意味がないのです。ですから、自分のスイングの力によって適当なシャフトを選ぶのです。自分はSだからとか、Rだからとか、カーボンだからと決めてしまうのはどうでしょうか。是非、このシャフトの違いも打ち試したいものです。驚くほどの違いがありますよ。今のスチールシャフトはかなり進化していて、軽くしっかりしたものが増えています。自分の高さが作れるシャフトの重さと硬さを知る事は大事です。ちなみに私は高さを維持する為に、多少のボールのバラつきが合ってもいいと考え、PINGのCSLite-Regularシャフトを使っています。重さは94グラムでかなりグラファイトシャフトに近いものです。体力、練習量を考えての決断です。

ライ角度を考える
現在販売されているほとんどのアイアンはだいたい6番で61度から62度というものがほとんどです。ライ角度が合わないと何がいけないのでしょうか。それは、「ライ角度がスイングに合っていないクラブでナイスショットをすると、そのナイスショットがミスショットに見える」ということです。とにかく、PINGとか美津濃のアイアンフィッティングを受けて見る事をお勧めします。身長が160センチより低いとか、身長が175センチより高い人は要注意です。身長が180センチを超える人は確実にチェックが必要です。そうでないと、スイングが崩れたり、体に負担が掛かっていますよ。

グリップを考える
グリップの太さも大事ですよ。現在販売されているアイアンの多くはかなり細めのグリップが装着されています。その理由は、細めのグリップの方がボールの捕まりがいいからです。メーカーとしても、販売するアイアンの捕まりがいい方がお客様の印象がいいからです。だいたいゴルフスイングはボールが右に流れるようになっています。それを細めのグリップで補ってくれているのです。しかし、それが自分のスイングにとっていいかどうかは別の問題です。太めのグリップは逆に左に引っ掛かりにくくしてくれます。自分のスイングの弱点を最終的にグリップの太さで調整するようにしましょう。ロングアイアンを細め、ショートアイアンを太めという考え方も存在します。ちなみに私は、ウェッジを太めのグリップにしています。

どうでしょう。あなたは自分のアイアンを選ぶ時にこんな事を考えていますか。大事な事はしっかりしたスピンが掛かって、高い弾道が打てることです。バックスピン量が多ければ、高弾道でもボールは曲がりません。そして、ロングアイアンに自分なりのオフセットが多いアイアンを取り入れましょう。

次回はドライバーの選び方を書いてみます。

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posted by golfq at 09:28| 東京 ☀| Comment(7) | TrackBack(1) | クラブの選び方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
連続投稿。。。ごめんなさい。
続きです。。。汗

【一大決心】
リシャフトするにしても数万。
だったら売っちゃえ。。(あーーぁ。。知〜らない。。)
試用期間1ヶ月で下取りは2万8千円の赤字。(ガク)

そして顔的には一番欲しかったXフォージドに。
ロフトもX20ツアーほど立っていません。
(7I=ツアー32度。フォージド34度)
スチールM10(SR相当との記載ですが、キャロ独自示し方でほぼS)。重量112g。

打つ前にゴルフ工房でライ角調整。
『0.5度でも問題ないでしょうけど、敢えて1度上げます。練習場では何発も打つから判らなくなってしまうので、本コースのショートホールで球筋を見極めて下さい。再度調整します。』との事。
(因みにMR23はライ角調整しないで使っていたんですが、計ってもらったところ0.5度上げたらキャロと同じとの事。)

【最終結果】
完璧です♪にゃは♪
練習では過去に例がないくらい球筋の安定。
もう涙が出ちゃいます。
チェック課題であったショートホール(130Y〜155Y)でのライ角確認も1発はミスしましたが、残り3ホールは3m・3m・5m以内に。。
内心ウソだろ。。。と。。。
但し。。。1個もバーディ取れませんでした。

もう一度golfq さんのパッテング術を勉強し直します。

【最後に】
素人の私が実際こんなに悩んじゃいました。
ショップのデーターはあくまでデーターであって、トゥダウンとかは教えてくれません。
当然ライ角も基本設定ですから違うライ角のクラブを打つ事も出来ません。
クラブの重量がどれほど影響するかは不明でした。一概に「振れる範囲で重いもの。。」と言われますが。。。

もし、私が今からやり直せるなら、今使ってるクラブのライ角が合っているかどうかを調べてもらい、シャフトとのバランスを考えた上で購入したいクラブを選んだと思います。
それが市販モデルと同じライ角ならライ角調整出来ないクラブでも良いと思います。
または、シャフトの撓りを考えトゥダウンを激しく起さない物を選べたかと思います。

この一連の購入方法・判断の仕方が「素人的」かとは思いますが、最終的に満足でき良かったと胸を撫で下ろしています。

みなさんの中にもアイアンの買い替えをお考えの方が多いかと思いますが、私の様に失敗されず、golfq さんにご相談され間違いの無いクラブを選ばれる事を祈願します。

毎度ながら。。。。
長文。。。。
大変失礼いたしました。。。

Posted by todd そのA at 2007年06月23日 22:18
こんにちは。
いつもタイムリーな話題を有難うございます。

前回教えて頂いた右足の感覚。。
素人ながらに随分判りました。golfq さんの様に上手く書けませんが、結果は全てボールが教えてくれました。有難うございます。

アイアンに関してはつい最近苦い経験がありました。全ての方が同じとは思いませんが失敗しないで欲しいのでご報告します。(恥をしのんで。。爆)
(もう少し早くgolfq さんがこのトピを上げてくださっていれば、一杯質問できたんですが。。笑)

いつもの事??ながら長文になりそうです。堪忍して下さい。

【アイアン購入のきっかけ】
BS社のMR23(丸ちゃんシリーズ・スチール・S・DG200・フォージド)を8年ほど使っていました。
グースはそこそこ有ったんですが、やはりスイートスポットが小さく5番アイアンからはデーター的な飛距離が思うほど望めませんでした。泣
そこで。。。。
「やっぱり今時のアイアンが必用かな??」と一大決心。。

【いざ♪行動開始】
シントミさん。二木さん。ゴルフ5さんと試打に出かけました。
考えたポイントは
★「これから10年使うにあたり、年齢的な事を考慮」
★「飛距離は番手を上げれば良いだけなので、正確性を重視」
★「シャフトはDG−S200(118g?)より軽めかな」
と、言った点です。どのクラブにしてもスイートスポットはでっかいでしょうし。。低重心でしょうし。

試打したのが、BS・ツアーステージRG。キャロウェイX20.X20ツアー。Xフォージド。シャフトも試せる範囲で全て試してみました。
で、各店員さん曰く。。(もちデーターを見ながらです。)ほとんど一律な返答。
『どのクラブもMR23より簡単です。敢えて言うならX20か、X20ツアーで、シャフトはSのNSプロ950ですね。。。。M10はちょっと。。」と一致。
実際はXフォージドが欲しくてたまらない。。。

今更ながら、、この時、何とも言えない「胸騒ぎ」がありました。
フォージドを使っていたせいだと思うのですが、打感はどーしてもXフォージドが言いんです。
だけどデーターでは一番スライス目。
今まで、ここまで計って買った事がないので、当然信用してしまいます。
唯一シントミさんのシングルハンデの店員さんがXフォージドでも大丈夫と言ってはくれたんですが。

教訓その?@
試打する時っていきなりですよね。何球か練習しますが、体は硬いです。そんな中で打ってもちょっと無理。試打する前に素振りだけでも良いからじっくりしてからやるべきでした。
教訓その?A
試打してデーターは得られますが、リアルな球筋は見えません。やっぱり理想はレンタルで借りるか、練習場での試打をするべきかもしれません。


【遂にネットで注文】
キャロ。X20ツアー。スチールS。NSプロ950.重量96g。
さー。。届きました♪
さっそく練習。確かに飛びます。7番で165Y以上。スイートスポットの広さも十分感じます。
ミスがミスでなくなります。今までだと確実にトップしたと感じるボールがミスを隠してくれます。
楽ちんです。でも、やっぱ何かが違うんです。
生意気言うようですが、こんなに距離が欲しい訳ではありません。勿論ドラーバーは欲しいですが。(笑)
確かにMR23より同じ番手なら立っていますし、シャフトも1番手長いのとほぼ同じ長さ。
7番と言いながら実際6番を打ってるようなものですよね。
ここまでなら良いのですが、全体的に今まで以上にスライスするんです。
これには参りました。。。(ーー;)

ネットで一番の格安店とは言え、高い買い物。
いろいろ調べました。

【結論は。。。】
NSプロ950が想像以上にトゥダウンを起している。これを直すにはリシャフトかライ角をアップライトにするしかない。。
重さもいきなり20gも落としたのも良くないのかも。。
しかし、フォージドで無いこのモデルはライ角変更不可能。。。
ガーーーン!!!!^^;
こんなはずじゃなかった。。。

Posted by todd at 2007年06月23日 22:18
toddさんへ
力作ありがとうございます。自分で納得することが大事ですね。最終的に満足できて良かったですね。

問題は、自分のライ角度を知ること。そして、シャフトとオフセットを合わせて弾道を作ること。高く飛び、しっかりしたスピンが掛かるアイアンが最高です。

いつかPINGのフィッティングを屋外で受けてみてください。ライ角度の打ち較べも役に立ちますよ。そして、シャフトの打ち較べも是非。

パター頑張ってください。
Posted by golfq at 2007年06月24日 00:23
GolfQさんへ
私のバイブルとしていつも大切に読ませて頂いております。
スピンの効いた球を打つことで急にゴルフが上達し、
70代が出るようになった者です。
10年以上使っていたクラブ(BS_オフセット)に別れを告げ、Xフォージドを買ってしまいました。(PINGでなくてすみません)
打感がとても良いのですが、スピンがかかりにくいのです。
やはりオフセットのクラブでないとスピンはかけにくいのでしょうか?
ストレートネックでスピンの効いた球を打つ方法があったら教えてください。
お願いします。
Posted by roger at 2007年06月26日 14:35
こんばんは はじめてコメントします
leftytaraです ゴルフをはじめて1年半ぐらい
です。アイアンはG5の5 7 9 PW SWと使っていまして(世田谷でフッテングしてもらいました)ゴルフのレッスンには週1ペースで、はじめてから通っています。次のステップに進む為に再度フッテングしてもらい10シリーズで本数をそろえるつもりです。ここで書かれているGとiを組み合わせることなど大変参考なります。私はアイアンは6番からでその前はUTを組み合わせるなど考えています。1ヶ月半前から予約した世田谷でのフッテングが明日なのでいろいろ向こうの方にも聞いてきたいと思います。これからも実践的な記事を期待しております。
Posted by leftytara at 2007年11月30日 18:59
leftytaraさんへ
フィッティングはしっかり受けましょう。でも、フィッティングで大事なのは自分で選ぶ事です。ゴルフは基本的にはゴルフクラブに自分を合わせる事大事です。だから、選ぶ時に考えるのです。自分に合ったクラブを選ぶというより自分が合わせたいクラブを選ぶと考えましょう。フィッターはその為のヘルパーです。

フィッティングを楽しんでください。
Posted by golfq at 2007年11月30日 21:41
グースネックについて巷で言われている
偏見を見事に打ち破ってくれた記事です。

トラックバックというのでしょうか、
参考に一部、利用させていただきました。

よろしくお願いします。
Posted by カーステン ソルハイム at 2009年07月18日 21:02
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