2019年05月29日

ボールの高さを考える ドライバー編 その2


入射角度を考える時はスイングの最下点の位置を確認することが大事です。アイアンの場合はボールの左側です。だからボールは体の中央に置かれるのです。当然、アイアンがフックフェイスである理由がここにあるのです。一方ドライバーはスイングの起点の左肩の前にボールが置かれています。その理由は最下点が丁度インパクトのところに来るからです。インパクトが最下点であるという事はヘッドがボールの横から入るという事なのです。

アイアンとドライバーではボールがヘッドに当たる部分も違うのです。アイアンはリーディングエッジの顎で打っています。ヘッドのリーディングエッジを上から入射角度を付けてボールの横腹に落とし込んでいるのです。この落とし込みが入射角度に反応した打ち出し角度を作り、ボールにスピンを加え、その打ち出し角度とスピンでボールを持ち上げる事になるのです。一方、ドライバーはフェイス面の上部で打っているのです。ティアップしていますのでフェイス面にボールを当てる事ができるのです。基本的にはティアップは高い方がよりフェイス面の上部にボールを当てられます。

フェイスの上部にボールを当てる事で低重心のヘッドが上に向いて傾くのです。この傾きがボールの高さを作ります。そしてこの時のフェイス面の傾きがバックスピン量を減らす事になるのです。フェイス面の上部にボールを当てる事ができればできるなるほど高弾道で低スピンとなるのです。所謂、ボー球が作られるのです。

ドライバーのヘッドの重心位置が低く、重心深度が深ければ深い程ボー球を打ち易くなるのです。今のクラブで言えばPING G410PLUSヘッドがこの条件を満たしています。高弾道で低スピンですからボールの曲がりも少なく、大きく飛びランも出るのです。

このドライバーの理屈は、昔は違いました。アーノルド・パーマーが打つボールは低く打ち出され、最後にホップして落ちてきていました。しかしクラブの進化によりこの打ち方は通用しなくなってしまったのです。その理由は飛距離がでないという事です。今は高さを作りながらスピン量を減らす事で大きく飛ばしているのです。

ドライバーで大事な事は右手がインパクトで緩んでいるということです。この緩みがヘッドを落とし、フェイスの上部にボールを当てる事を可能にします。もしインパクトで右手を握り込むとヘッドは浮き上がり、重心位置に近いところでボールを打つ事になります。するとインパクトでできるフェイスの傾きに寄る打ち出し角度が小さくなるのです。インパクトでは右掌が開いている感じの緩みが必要なのです。  

インパクトでの右手の使い方は手首のスナップを入れる方法があります。しかし、このスナップの方向を間違えるとボールは大きく左に曲がってしまいます。スナップを使う事で距離は出ますが、左に曲がるというリスクも負う事になります。このスナップの加減は自分の練習の中でつかみましょう。ここにやり方や動き方はありません。あくまでも感覚的な動きなのです。

ドライバーショットはとにかく横からヘッドを入れながらインパクトで右手の力を緩めてフェイスの上部にボールを当てる様にするのです。最後にインパクトでのスナップを入れるのです。この最後の動きは練習が必要なので是非試してみてください。

ドライバーショットで悩んでいる人はほとんどが右手でクラブヘッドを動かそうとしているからです。ボールを上手く打とうとして右手でクラブヘッドを操作しようとする行為が右手の握り込みを生むのです。ここで大事なのが左手の動きです。左手がヘッドをインパクトまで引き込んでくるのです。そしてインパクトで左手を握り込む事でフェイスがボールに対してスクエアに戻ってくるのです。所謂インパクトではアドレスの位置に戻すというのはこの部分の話なのです。

左手がクラブヘッドをインパクトへスクエアに戻す事で右手が自由に使えるのです。右手を緩めて使えるという事は左手がしっかりクラブヘッドを動かすという事なのです。もっともボールを打っているのは右手ですから、左手でボールを打つ練習は不要です。インパクトでの右手の柔らかい手首の動きがボールに勢いを付けるのです。ピッチャーが手首でボールを投げている感覚です。

右手で注意をしたいのは右手の中でも薬指と小指の力は抜けないということです。この2本の指は手とクラブの支点を作っている左手の親指の裏側の指だからです。以前にも書きましたがゴルフのスイング中、左手の親指と人差し指と右手の薬指と小指は緩む事はないのです。

もう一つインパクトで右手が緩まない場合があります。それはインパクト後にクラブをフィニッシュまで右手で動かしている場合です。このクラブを振り上げようとすると右手の力はインパクトで抜けないのです。右手の役目はインパクトで緩める事で終わりなのです。

そしてこのクラブを振り上げる役目は左手がしている事を知る必要があります。インパクトで握られた左手は体から離れていきません。動かせる方向は体の方に肘の部分で畳み込む動きだけなのです。左手を強く振り下ろし、その先に握り込み、そして畳み込むのです。この一連の動きができる事が大事です。スイングの流れの中でこの動きが一番語られていません。

ちなみにこの左手の動きを作ってくれるのが下半身の動きです。下半身が先に動いていれば左肩はその動きに伴って完全に回転を成し遂げます。この上半身の動きがある事でインパクト後の左手の畳み込みができる事になるのです。

この動きを知るために次の練習をしてみてください。体を打ちたい方向に向けてください。そして上半身をアドレスの位置に戻すのです。すると下半身と上半身の遊びは消え、さらに上半身の絞り込みが行われています。かなり苦しい状態です。そこからさらに右手の後方への引き上げを作ってください。そんなに深くまで引く必要はありません。右手の力を抜くと自然と左手がアドレスの位置に引き込まれます。そして、左手を握り込むのです。更にその先で左肘を畳み込んでみてください。左手の動きに不自然さが無い事が体感できます。

この左手の動きがスイングでは重要なのです。下半身がスイングをリードする事で上半身と左手が上手く使えるのです。左手の動きの感覚が掴めたら是非フルスイングでその動きを感じてみてください。とにかく下半身を先行させて動かすのです。そして、その下半身に左手の動きで追いつくのです。この動きを掴む事で右手が自由に使え、ボールの高さを作る事ができるようになるのです。

左手ではボールは打っていません。左手はクラブを動かしているだけなのです。強く、早く動かせばそれは飛距離として結果がでます。ボールを打っているのはあくまでも右手なのです。ただボールを叩いている右手は緩んでいるという事が大事なのです。是非左手の動きを自分のスイングの中で感じてください。強い左手の動きが右手の柔らかい動きを作ります。

ドライバーでボールの高さが低い場合はあくまでもそれは右手の握り込みに原因があると考えてください。しかし、その右手の動きの問題は左手をしっかり使う事で解決する事も理解してください。右手のグリップが握られることでクラブヘッドはインパクトで浮き上がり、インパクトでのボールがフェイスに当たる部分を狂わせてしまうのです。

ちなみにドライバーショットを上手く打つ事はできないのです。その理由は下半身も左手もしっかり動いているからなのです。上手く打とうとする動きが下半身の動きと左手の動きを狂わせてしまうのです。しっかり下半身と左手を動かして右手の動きの自分なりを作ってください。

ドライバーショットでは右手の緩みの動きが大事です。しかし、その緩んだ右手の動きは言葉では説明できないのです。緩んでいる右手を緩んだ状態で使う事で自分なりを作るしかないのです。右手は下半身と左手の動きに反応している動きなのです。この右手の動きはボールを投げる時の右手の動きと同じなのです。右手首を柔らかく使う事で右手の動きが決まってくるのです。

練習にいったらとにかく右手の力を抜いてしっかりクラブを振ってみてください。右手が緩んでいる状態を感じてその動きに自分なりを作ってください。練習を繰り返す事で右手の動きが掴めると思います。ご質問をお待ちしております。

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posted by golfq at 11:13| 東京 ☁| Comment(0) | ボールの高さを考える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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