2019年06月12日

スイングを考える その2


話を体の動きに戻します。ゴルフで動くのは限られた部分の体です。動いているのは、左膝、右手、右手首、左手、左手の指、左肘なのです。そしてそれぞれの動きは非常に小さく簡単なものなのです。ゴルフで気を付けたいのは体を大きく動かそうとする気持ちがあってはいけないということです。限られた部分の体がしっかり動くことが大事なのです。その動きは単純で技術を要求するものではありません。だからその動きを理解し自分のスイングに取り入れたいのです。

体のそれぞれの部分は右手を除いては非常に単純なものなのです。そして体全体も非常に狭い範囲で動いているのです。スイング軸を保つ事が体の動きを狭い範囲で抑えているのです。もし、体が大きく動いていたらそれはスイング軸が動いているという事なのです。ゴルフはスイング軸を真上に引き上げる事で完成しています。この軸の引き上げが体の動きを狭い範囲での動きに収めるのです。

以前にゴルフプロの中嶋さんが「ゴルフは前後の動きで直線的なもの」と書いていました。ゴルフのスイングは曲げて伸ばす動きと伸びているものを曲げる動きでできているのです。ゴルフという運動はボールが動いていないので何かに反応して動くものではないのです。ゴルフクラブを振ったところにボールはあるのです。だから野球でいう素振りを繰り返す動きが大事なのです。素振りの動きを固めればボールには確実に当たるのです。

ゴルフスイングでもっとも最初に覚えたいのが回転軸を左右にズレないようにしっかり強く動かす事です。この回転軸を動かすのは腰の動きです。ゴルフスイングで考えると左の腰がしっかり開く事が回転軸を回すのです。この腰の回転が上半身の左肩を動かすのです。そしてその左肩が左手を動かすのです。腰が動き、肩が動かされ、手も連れて動くということなのです。この流れはしっかり覚えましょう。

腰を動かす足の話をしましょう。腰を動かすのは両足の動きなのです。それも単純な動きで左足と右足の膝を交互に曲げて伸ばす直線的な動きなのです。アドレスで膝を曲げている状態から右膝を伸ばす事で左膝が前方に曲がるのです。曲がり込んだ左膝を伸ばす事で右膝が曲がるのです。この動きを繰り返しやってみましょう。すると腰がこの両膝の出し入れの交互の動きでしっかり回転している事が体感できます。ゴルフの体の動きの基本は左膝を伸ばし切るという動きなのです。この動きがしっかり動いていれば腰がしっかり回転し、その動きに連れて左肩が強く動くのです。

この下半身の動きを練習する時にスイング軸を感じてみましょう。どんなに強く両膝を出し入れしても回転軸は動かないのです。もし膝が内側に動くとそれは回転軸を動かす事になるのです。ゴルフで下半身を強く使ってもそれはスイング軸の流れには結びつかないのです。もしスイング軸が動いていたらそれは膝の出し入れの方向が内側に向いているということです。この確認は非常に大事なことです。

左膝を前に曲げ込む動きは意外と難しいものです。どうしても左膝を内側に曲げてしまうのです。是非プロの膝の動きをしっかり見てください。その動きは前方に曲がっているのです。余り難しく考えない方がいいのです。右膝との交互の出し入れの動きと考えると左膝は素直に前方に曲がります。躊躇なく両膝を出し入れする動きの繰り返しが膝の前方への動きが確認できるのです。

ゴルフスイングで最初に動き出すのは右手です。右手も基本的には曲げて伸ばす動きですが、テークバックで腕をローリングする動きがあります。この動きは唯一前後の動きではないのです。しかしその動きは本当に小さい物なのです。アドレスしたクラブがテークバックの前半で飛球線に対して平行になる位置までの動きなのです。動く範囲としては左腰から右腰の位置までの体の幅です。この動きでゴルフクラブは正面からサイドに移り地面とも平行、飛球線とも平行になるのです。そしてこの右手のテークバックで大事な事が上半身と下半身の遊び(緩み)を消せるという事です。

ゴルフのスイングではこの上半身と下半身の緩んだ部分の遊びを消す事がとても大事です。この遊びが消える事で腰の動きと左肩の動きが一致するのです。この遊びが消えていないといくら下半身を回しても左肩の動きは遅れてくる事になるからです。テークバックで上半身だけ最初に動かす事は左肩を下半身で動かす為の重要な動きなのです。椅子に座った状態で上半身を左右に動かしてみてください。この動きが下半身と上半身の遊びなのです。この遊びが下半身の動きを鈍らせることがあるのです。

テークバック後半では右手はクラブを引き上げる動きがあります。この動きは左膝の前屈と相反する動きです。左膝を前方に曲げる動きの中で右手がクラブを上に持ち上げるのです。その動きは相反する動きなので左膝の前屈が深まると右手の引き上げも深まり、そして止まります。この状態が左膝と右手が喧嘩をしている状態です。この状態がトップスイングに入る前の状態です。

そして、そこからそれぞれの動きを更に深める事で上半身の捩じれが生まれてトップスイングが完成するのです。右手がテークバックを作っているという事はこの時の引き上げが上半身の捩じれの深みを作るからです。力感のあるスイングはこの右手の引き上げの強さを言うのです。テークバックの後半で少し間がある様に見えるのもこの動きがゆっくり動くからです。そしてその捩じり込みが終わったところがトップスイングとなるのです。このトップスイングでの間は結構苦しい状態なので長く保つ必要はありませんが、その状態の自分なりを作る必要があるのです。

ゴルフプロの中ではこの捩じり込みに反動を付けている人もいます。この場合はトップスイングへのスピードが速く、トップスイングでの間もありません。ただ反動を付けているので捩じれは深くなり飛距離が増します。但し、動いているのでダウンスイングへのタイミングがズレる事もあるのでボールの飛び出し方向がズレることもあるのです。この辺りはプレーヤーの選択となりどちらがいいとも言えません。

私の場合は反動を付けずにゆっくり体を捩じ上げてトップスイングで間を作って欲しいと思っています。
この間がスイングの安定感を作ると思っています。

今日はトップスイングまでの前半の話を書きました。次回は後半のインパクトに向かっての話を書きますので是非読んでください。

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posted by golfq at 10:19| 東京 ☁| Comment(0) | スイングの考え方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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