2019年09月04日

体の部分の動きを考える グリップ編


前回までは左手と右手の動きを紹介しましたが今回はその両手のグリッピングの話を紹介します。ここで一番大事なのが左手の親指の存在です。この左手の親指については時々紹介されています。左手親指が大事なのは左手親指の腹がクラブとの唯一の接点だからです。左腕とゴルフクラブを結んでいるのはこの左手親指の腹なのです。ゴルフのスイングの最中に常に意識されていたいポイントなのです。

左手親指でクラブを感じているという事は体の動きが素直にクラブに伝わっているという事なのです。スイング中にどの様に親指でクラブを感じているかを書きます。

左手親指の感じ方を書きます。

第一段階⇒シャフトを感じて地面に押している感じが必要です。

第二段階⇒左親指を後方に押し出す感じが必要。この動きが左手の伸びを作ります。

第三段階⇒クラブがしっかり親指の上に乗っている事をしっかり感じたいのです。

第四段階⇒右手の脱力により作られる「タメ」を感じているのも左手親指で、その「タメ」の支点となっているのがこの左手親指なのです。

第五段階⇒地面の方向に親指を押し込む気持ちが大事で、この押し込みが支点の存在を強めるので、左手の握り込みに更なる力を加え強くて速い開放を生みます。

第六段階⇒クラブが乗っている状態です。

左手親指の存在はスイングの中ではとても大事なのです。是非自分のスイングの中で左手親指の存在を確認してみてください。左手の親指の存在が意識できるようになるとそれぞれの体の部分の使い方のタイミングが見えてくると思います。体の各部分は左手の親指の位置に合わせて動いているのです。

追記1
左手の親指をサポートしている指があります。それは左手の人差し指と右手の小指と薬指です。親指を含めてこの4本の指は常にしっかりクラブを握っているのです。この4本の指がしっかりしていればクラブの位置を確認するのも容易にできることになります。この4本の指を強く結束する為にもグリップはインターロッキング方式のグリッピングを勧めます。

追記2
私がこの左手親指の話を聞いたのは30年も前の話です。もっともここまで細かい意味はその時は聞けませんでした。話をしてくれたのがオーストラリアのパースで活躍していたレッスンプロのリチャード・ブレインさんです。彼とは仲間のゴルファーと長い時間を一緒に過ごしました。彼は地元では有名なプロで当地出身のグラハム・マーシュの話を良く聞かせてくれまいた。

その彼が食事の時に急に言いました。「ゴルフで大事なのは左手の親指」だと。彼はショートサムがポイントで逆反りした左親指をテーブルに押し付けて語っていました。もっともその時はそれで終わりでした。彼は親指を鍛える為によくテーブルを左親指で上から押さえていました。その意味がやっと分かったと思っています。彼の本心が私の解説とは違うかもしれません。それでも彼の言った「左親指が大事」という意味が少し分かったように思っています。ちなみにこの話もゴルフ業界ではほとんど語られていませんが、確かアニカ・ソレンスタムは左手の重要さを語っていた様に思います。

グリッピングでは左手と右手の指の話になります。基本的に親指以外の指は第一関節と第二関節の間の腹の部分にクラブがしっかり当たっている事が大事です。右手も左手も掌ではクラブを持っていないのです。所謂指先でクラブを持っている感じです。左親指がクラブを下方に押さえつけ、それを他の指先で押さえているという事です。

左親指以外の指の動きを段階別に書きます。

第一段階⇒左手の小指、薬指、中指は緩んでいます。右手の中指はやや力が入っていて薬指と一緒にクラブを右の方向へ引っ張ります。第一段階の最後には中指の腹でクラブが地面にも飛球線にも平行になっている事を感じます。

第二段階⇒右手の小指で左手の人差し指を引き上げます。この動きがクラブを後方へ引き上げる事になるのです。緩やかな動きです。この動きの時に左膝の前屈が相反した動きとなります。

第三段階⇒クラブがしっかり親指の上に乗っている事をしっかり感じながら右手の小指と薬指でクラブを更に上へ引き上げます。ここでは左膝の前屈との右手の動きが相反する動きで強い動きなので結構な力量感があります。ここでの引き上げの深さが上半身の捩じれを作り、テークバックの深さを作ります。力量感のある人はここでの引きが強いのです。この左膝と右手の相反する動きが止まったところがトップスイングとなります。

第四段階⇒右手の小指と薬指を脱力します。すると右肘が下方に落ち込みます。トップスイングでの右手の脱力がスイングの前への動きの始まりなのです。この脱力という動きが私の「秘策」です。

右手の脱力で前屈していた左膝は元の位置に戻る動きを作ります。左手も右膝の落ち込みで下方に動くのです。この時に右手の中指を体の方向へ引き込みます。この動きが「スイングのタメ」を作るのです。左手の方はこの「タメ」の動きを抑える為に小指と薬指の腹で受け止めます。左手は開いている感じで指先にクラブが引っ掛かっている状態になります。これがコントロールされた「タメ」を作ります。右手は左手の動きに合わせる状態で脱力状態のままで、中指の内側への引き込みだけが意識されます。

第五段階⇒左手の親指を感じながら左手の小指、薬指、中指をインパクトに向かって左腰骨方向に引っ張り込みながら握り込みます。この握り込みのタイミングがボールを真っすぐ飛ばす事になります。握り込みが早ければドロー回転が入ると思ってください。右手はこの状態でも緩んだままです。この左手の動きで左手がアドレスの位置に戻る事が大事です。

第六段階⇒左手の親指にクラブが乗ります。左手は握ったままです。右手は小指と薬指に力が入っていて他の指は開いた状態となります。この時に右手の中指、人差し指、親指を開放する事で手首のスナップを作ります。しかしこの動きはインパクトから先の動きなので言葉での解説はできません。ボールの飛び方を見てこの右手の動きを感じてください。ここでの右手の動きはヘッドスピードの加速とボールの捕まりに影響します。

グリップの状態をグー、パーで表すと、トップスイングでは左手がパーで右手がグーです。そして、インパクトでは左手がグーで右手がパーとなります。多くのゴルファーがこの逆の状態になっています。このグーパーを意識するだけでもグリップの状態は進化します。是非練習で感じてみてください。

グリップの練習では左手の親指の上にクラブを感じて、体の前で右手と左手の交互のグーパーを指先で作ってみてください。親指を支点にしてクラブが大きく動くことが感じられます。そしてその動きをスイングの中で感じてみてください。この動きで驚くのは右手ではほとんどクラブが動かせないことが分かるのです。このグーパーの動きがあっても左手の引き込みと畳み込みはできるのです。最初は不自然でも繰り返す事により自然な動きになってきますので是非試してみてください。

明日の練習で是非左親指を感じて他の指を動かして練習してみてください。

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posted by golfq at 12:52| 東京 ☁| Comment(0) | 体の部位で考える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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