2019年10月02日

初心者のスイングの作り方 手の使い方 その2


下半身の話の前に前回書いた「手を使ってのクラブの振り」の続きを書き足します。

ここでは下半身のセッティングから入ります。両足を肩幅広げた後に左足を後方に引きオープンスタンスを作ります。腰の向きが45度開くまで引きます。足先は前方を向いたままです。この下半身の状態で肩の向きを飛球線と平行にすると上半身と下半身の「遊び」を消す事になります。この「遊び」がある事がクラブの動きを感じにくくしてしまうのです。

クラブは体の前で地面と直角に立て、そこから右に倒して地面と平行にします。この状態から右手の小指で左手の人差し指を右後方へ引きます。同時に右中指の内側への引き込みも一緒にします。この右手の引き込みで上半身の捩じれができます。この動きの時に右肘も畳み込みます。この先、この動きできる上半身の捩じれの反動を使ってクラブを平行に振るのです。

右手の右への引き込みは度数にして45度くらいで右手が右肩と同じ位置に来て止まります。右手を右に引き込んだ時に右肘、右手首が「コの字」を作ります。だいぶ前に書いた「コの字」の動きです。この「コの字」は右手中指の内側への引き込みと右肘の畳み込みで完成されます。動きが止まった時に右手を見ると右手の手首と右肘の屈伸で「コの字」ができているのです。この「コの字」の完成がスイングを覚える最初のポイントなのです。

「コの字」が完成して上半身が止まった状態の所がトップスイングの終点であるという事を知る事が大事です。右手の脱力をすると上半身の捩じれの反動として左手が体の中央に戻ります。その左手が元に戻る動きに合わせて左手をクラブが体の中央に向かって引き込みます。その動きに合わせて左手を体の中央で握り込みます。この動きで右手の脱力に寄るクラブの動きが体感できるのです。この動きでクラブは右手で振られるのではなく、左手の引き込みと握り込みでクラブを動かしている事が分かるのです。

この動きでも左手の親指の存在は常に感じていたいのです。左手の親指を右サイドから中央に動かす事でクラブが動いているのです。そしてその親指を支点とした左手の握り込みでクラブヘッドが動くのです。左手が体の中央に来たらしっかり左手を握り込むことが大事です。この握り込みの強さが左肘の畳み込みを作り、クラブの動きをスムースにするのです。意識したいのは右手の脱力後の左手の左側への引き込みと握り込みです。そしてその先の左肘の畳み込みがクラブヘッドの動きを完成させるのです。

この運動の中でゴルフクラブを体の中央に止める事はしてはいけません。体の中央ではクラブヘッドは右から左へと流れていてその動きをスローモーションで感じる事はできないのです。左手を握り込み、左肘を畳む事でクラブヘッドは走り、振り切られるのです。この左手に寄るクラブの動きを覚えたいのです。

この左肘の畳み込みが左サイドの「コの字」を作ります。左手はしっかり握り込まれ、左肘がしっかり畳み込まれている事が大事です。この「コの字」から「コの字」への動きは左手が主導で作られています。左手で大事なのは左手親指に常にクラブを感じている事と左手の握り込みの強さです。左手をしっかり握り込む事で左手がクラブをしっかり動かしている事をしっかり覚えたいのです。

初心者で覚えたいのは、クラブは右手で振るのではなく、左手主導で振っているということなのです。そしてその動きには両肘の畳み込みの入れ替えが加わっている事も覚えたいのです。この動きを何度も繰り返し、繰り返し練習してスムースにする必要があります。動きがスムースになるという事は右手でクラブを振らずに左手の動きでクラブを振っているという形を作り上げているということなのです。

それぞれの動きを段階別に書きました。
セットアップ時
クラブの状態⇒体の正面で立ち上げた状態から右へ倒し込み地面と平行に
左手親指の感じ⇒クラブを前に押している感じ
左手小指、薬指、中指の状態⇒緩んでいる
左手薬指の状態⇒左手親指の裏側なのでしっかりクラブを掴む
左手甲の状態⇒甲は上を向いている
右手甲の状態⇒甲は下を向いている
右手小指、薬指の状態⇒指先でグリップをしっかり握り込む
右手中指の状態⇒緩んでいる
右手人差し指、親指の状態⇒親指と人差し指でVの字を作り、人差し指の先を曲げ込む 緩んでいる
右肘の状態⇒楽にして伸びている
左肘の状態⇒楽にして伸びている

最初の動き(テークバック)
クラブの状態⇒体に寄ってくる
左手親指の感じ⇒クラブの存在感を感じる
左手小指、薬指、中指の状態⇒指先にグリップが引っ掛かる様に開いている
左手人差し指の状態⇒しっかりクラブを握っている
左手甲の状態⇒甲は上を向いている
右手甲の状態⇒甲は下を向いている
右手小指、薬指の状態⇒しっかりクラブを握っている
右手中指の状態⇒握り込む事でクラブを体の方に寄せている
右手人差し指、親指の状態⇒何もしていない
右肘の状態⇒畳み込む事でクラブを体に引き込む
左肘の状態⇒伸びたまま
両腕の状態⇒終点で右肘が曲がった「コの字」が右手首と作られる

次の動き(クラブの振り)
クラブの状態⇒体の前をクラブが振り抜かれる
左手親指の感じ⇒クラブを前に押し付ける感じを保つ
左手小指、薬指、中指の状態⇒体の正面に向かい握り込む
左手人差し指の状態⇒しっかりクラブを握っている
左手甲の状態⇒最初は上を向いているがクラブが体の正面を通過すると下を向く
右手甲の状態⇒最初は下を向いているがクラブが体の正面を通過すると上を向く
右手小指、薬指の状態⇒しっかりクラブを握っている
右手中指の状態⇒脱力して開く
右手人差し指、親指の状態⇒脱力して開く
右肘の状態⇒畳み込まれている肘を伸ばす
左肘の状態⇒左手の握り込みの先で畳み込む
両腕の状態⇒右サイドの「コの字」を、右肘を伸ばす事で開放し、その後に左肘の畳み込みで左サイドの「コの字」を作る

最後の状態(フィニッシュ)
クラブの状態⇒左サイドでクラブが体に巻き付く
左手親指の感じ⇒最後までしっかりクラブが左手親指に乗っている
左手小指、薬指、中指の状態⇒クラブをしっかり握り込んでいる
左手人差し指の状態⇒常にクラブを握っている
左手甲の状態⇒甲は下を向く
右手甲の状態⇒甲は上を向く
右手小指、薬指の状態⇒常にクラブを握っている
右手中指の状態⇒緩んで開いている
右手人差し指、親指の状態⇒緩んで開いている
右肘の状態⇒伸びている
左肘の状態⇒畳み込まれている
両腕の状態⇒左手の肘が畳み込まれて左サイドの「コの字」ができる

「コの字」が右サイドから左サイドにしっかり動く事でクラブの動きが強くなります。その腕の動きを左手の親指を支点として左手の握り込みで作る事がポイントです。右サイドの「コの字」は右手の握り込みで完成します。そして左サイドの「コの字」は左手の握り込みで完成するのです。この右から左への握込みの動きがクラブをしっかり動かしますので、是非この握り込みの動きも覚えましょう。

ちなみにこの握り込みの状態をジャンケンの「グー」と考えましょう。右手は「グー」から体の正面で「パー」になるのです。そして左手は右サイドで「パー」で体の正面で「グー」になるのです。この「グーからパー」と「パーからグー」への手の雰囲気を言葉で覚えるのもいいと思います。

是非体の前でのクラブの振りの動きを、体の個々の部位での動き方を身に着けて理解するようにしましょう。ボールを打つ以前にゴルフはスイングの形をしっかり作る必要があるのです。是非ボールを打つ前にここで紹介した動きを理解して自分のものにしてください。

そして、この動きが身についたら上半身を前傾しましょう。右手の指に乗っているクラブが地面と平行になるまで前傾してください。前傾する時は背骨を前に傾斜させる様にします。決して肩を丸める事がないようにします。この状態で覚えた手の動きをします。するとクラブは地面と約45度の角度を持って振られることになります。

この動きの時もあくまでも左手の動きでクラブを動かします。クラブが地面に接する様になるのが分かります。左手の握り込みを強くし、右手の中指の緩みがあると地面にクラブが落ちている事が分かります。落ちているという事はクラブヘッドが走っているという事なのです。もし、クラブヘッドが地面に突っかかる様であればそれは左手の握り込みからの左肘の畳み込みがスムースではないという事なのです。逆に地面にクラブが落ちなければ右手の中指の力が抜けていないという事なのです。

先に話した「グーパー」の動きができれば確実にクラブヘッドは地面を滑らかに叩く事になるのです。地面が叩ける様になったらその叩かれている地点にボールをおきましょう。そして、そのボールを拾い上げる練習をしてください。あくまでもボールを叩くではなく、両手の動きでボールを拾い上げて欲しいのです。ボールが真っすぐ飛び出していれば問題なしです。もし、ボールが左に飛び出す事あればそれは左手の握り込みが弱いか右手がボールを叩きにいっていると考えましょう。

この段階ではボールの飛ぶ距離は問題ではありません。あくまでも手の動きでクラブを動かし、ボールを拾い上げ前方に飛ばしている事です。この練習ではロフトのついているPWとか9番アイアンが最適と思います。是非試してみてください。

次回は下半身の使い方の話になります。

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posted by golfq at 12:11| 東京 ☀| Comment(0) | 初心者のスイングの作り方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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