2019年10月09日

初心者のスイングの作り方 下半身の使い方 その1


上半身の使い方がスムースになったら次は下半身の使い方です。まずは右手と左手の使い方を身に付けましょう。右手でクラブを振るのではなく、右手でクラブを動かしてその延長上に左手の動きがある事を覚えたいのです。そして、その時に左手親指の存在が重要である事をしっかり身に着けてください。

下半身の動きで重要なのが両膝の使い方です。下半身で大きく動くのはこの両膝の屈伸の交互の動きなのです。ゴルフをはじめる時に膝の屈伸で体の回転を作っている事を身につけるのが大事なのです。下半身の動きが上半身の動きに力を加えるのです。ここでの下半身の動きがゴルフでは非常に重要なのです。

最近女子プロで活躍している渋野プロが好調な理由は彼女が下半身を優先したスイングを身に着けているからです。これは彼女がソフトボールのピッチャーであった事がその要因です。岡本綾子プロも同じピッチャーでした。下半身から動くことが身についているので上半身の使い方が安定してくるのです。

ソフトボールのピッチャーである事にはもう一つの意味があります。それはソフトボールの場合は野球よりも右腰の動きが更に意識されているからです。ソフトボールの場合は下半身で右の腰を強く回転させます。その理由はソフトボールのピッチャーがボールを投げる時は右腰の太ももの部分に右手を擦らせてボールを投げているということです。右手は決して下半身の動きに先行する事が無いのです。

ゴルフでも下半身の動きを覚える時に右腰でボールを打っている感覚が欲しいのです。この感覚が下半身の動きを早く、強くするのです。右腰の横に右手首を曲げてセットします。その時に開いた右手の掌でボールを打つ感じが欲しいのです。右腰を回す事により、右腰はボールを飛ばす方向に向くのです。その状態で腰に付けていた右手を、ボールを飛ばす方向に送り出すのです。

この動きの中で腰の回転が不足すると送り出された右手はターゲットの右に向いているのです。この現象がプッシュアウトとなるのです。右へボールを打ち出すという事が下半身の動きに問題がある事が分かります。下半身の動きを覚えるという事はボールが右に飛び出す事を防ぐという事なのです。

更に腰の動きを考えるとこの腰の動きを上半身(右手)の動きが追い越すとボールは左に飛び出すのです。下半身が周り切る前に右手が動けば右肩を動かす事になりスイングの軌道が外から入ってくることになるのです。所謂アウトサイドインの動きを作る事になるのです。渋野プロのスイングが安定しているのは彼女がソフトボールの動きに基づき下半身優先でスイングしているから右へのプッシュアウトも左への飛び出しも消しているのです。

下半身の動きの基本は両膝の出し入れです。それも縦の方向です。ボールを飛ばす飛球線に対して直角に左膝を曲げ込む動きが縦の方向です。決して膝は内側に入り込まないのです。両膝をこの縦の方向を意識して交互に「前屈と伸ばし」を行うのです。最初は膝の前屈は浅くていいのです。まずは両膝の交互の前屈で腰が動いている事を覚えたいのです。

動きに慣れてきたら膝の屈伸を深めましょう。この動きで大事な事は体の軸が動いていないという事なのです。下半身をしっかり使ってもスイングの回転軸は動かないのです。

動きに慣れたらこの動きを静止した状態から一回作る練習に入ります。実際にボールを打つ時の下半身の動きです。両膝は軽く曲げておきます。その静止した状態からまずは右膝を伸ばします。するとそれに反応して左膝が前に曲がっていきます。この時に左膝の曲がる方向を注意します。縦方向に曲げるのです。右膝が伸びる事で右腰が後方に動き、左膝を曲げ込む事で左腰が前方に動くのです。左膝の前屈が止まる所までです。それ以上に曲げる必要はこの段階ではありません。右膝がこの動きで伸びきることもありません。

左膝を曲げ込んだ状態で止まります。この時の体のバランスを確認しましょう。この動きでは体重移動はありません。又体重が前後に動く事もないのです。下半身だけが動いているのです。次の動きはこの曲げ込んだ左膝を元の位置に戻すのです。この動きの時は左膝を曲げ込んで動きの反動で膝を戻すと考えてください。

下半身の動きで大事なのでここからです。左膝を元の位置に戻す動きを利用して膝を一気に伸ばし切ります。この動きで腰が回転し右腰が飛球線と直角になる位置まで動いてくるのです。この時に右膝が曲がりますがその曲げ込む方向は縦の方向に曲げ込むのです。この右膝の動きが回転軸を流す事を防いでくれるのです。

この下半身の動きを最初はゆっくりしたテンポで行い体のそれぞれの部分の動きを感じるようにしましょう。そして段々と左足の動きを早めるのです。ここで大事なのは左膝を伸ばす動きを決して慌てないということです。まずはゆっくり元の位置に戻す様にしてその延長上で一気に伸ばすのです。最近のゴルフプロの左足の動きを確認してみてください。左膝の伸ばし込みの勢いが分かります。この左膝の伸ばし切りが下半身の確実な切れを生み、ボールが右へ飛び出す事を防いでくれるのです。

この動きの中で気を付けておきたいのが両足の傾きの角度です。両足は開いていますから、その開きの分両足は体の中央に向かって傾いているのです。両膝の出し入れの動きの中で両足の傾きの角度が保たれている事を確認してください。傾向としては左足の傾きが消えて、左足の上に立ち上がる動きがあります。この動きがあるという事はスイング軸を左に流す事になりボールにスライス回転を生む事になるのです。

次はゴルフクラブを持って下半身の動きを作ります。まずは両足を肩幅広げて立ちます。そして腰を落とし、膝を前屈します。この前屈の度合いは膝の前屈が止まる所まででいいです。無理に腰を落とす事はありません。この動きが完成したらクラブを体の前にセットします。この時は、クラブを持った両手を前方に真っすぐ伸ばし、体の前で真っすぐ立ち上げています。今までの練習の様にクラブを傾ける必要はありません。クラブが立ち上がっている状態から上半身を前傾します。そしてクラブが地面と平行になる所まで前傾します。そこで前傾は止め、その先で手首の力を抜きます。するとクラブヘッドは地面に向かって落ちていくのです。クラブヘッドが地面に触る前に右手の中指に力を入れてクラブの落ち込みを止めてください。この時点で右手の存在意味がでてくるのです。決してクラブを地面に着地させてはいけません。

この動きはアドレスを作る動きでもあります。上半身の前屈の時は背筋をしっかり伸ばしている事が大事です。決して肩を丸めて地面を見に行くことがあってはいけません。上半身の前屈の時はお尻を後方に押し出す感じです。すると背骨が前に倒れ込みます。クラブが地面の平行になったところで体のバランスを感じましょう。この段階では体のどの部分にも緊張感はないのです。真っすぐ立ち上がった感じと同じ状態の感覚です。

下半身を動かす前に大事なのが上半身と下半身の遊びを消す動きです。この動きは右手の中指の右への引き込みと右肘の畳み込みです。ゴルフクラブが地面と平行で飛球線と平行になる位置までクラブを動かします。あくまでもこの動きは右手だけの動きなのです。ここで下半身が動かない事が大事なのです。所謂ワッグリングの後ろへの動きと思ってください。プロの動きを見てもこの動きを確認している事が分かります。このポジションは第2のアドレスの位置とも言われています。

この位置が確認出来たら次は右膝を伸ばしはじめます。ここでの動きはスローです。そしてその動きに合わせて左膝が前屈します。手の動きとしては右手小指が左手の薬指を引き上げていきます。右肘の畳み込みも更に深くなります。この時に右肘は体に引っ付いています。左膝の前屈が止まるところまで動きます。先にも紹介した右サイドの「コの字」がここで作られます。右手をしっかり握るとこの形がさらにしっかりしたものになります。

体の動きが止まったらそこまでの動きの反動で前屈している左膝を元の位置に戻します。そしてその動きの流れとして左膝が元の位置に戻ったところから一気に左膝を伸ばし切るのです。ここでの左膝の伸ばし切りの思いっきりが覚えたいポイントです。下半身の動きで一番大事なのが左膝の伸ばし切りなのです。ここでの躊躇がいろいろとボールの飛び方に問題を発生させるのです。

左膝の動きとしては前屈をして、止まったらその反動で元に戻し、その延長上で一気に伸ばし切るとなるのです。この動きをひとつの流れとして覚えたいのです。動きだしたら途中で止まる事は無く、最後は伸ばし切るという動きなのです。

右足の動きはこの左膝の動きに合わせたものです。意識したいのは左膝を伸ばし切る時に右膝を縦の方向に曲げ込む動きです。この動きは補助的な動きですが、スイング軸が流れる事を防いでいる事は理解しましょう。

右手の動きは、クラブを引き上げて止まる所までは右手の中指の動きと右肘の畳み込みがポイントです。そして動きが止まった所で右手を脱力するのです。この脱力をするという意識がとても大事です。ここから先は、右手は左手の動きに反応して動きます。スイングを作る上ではこの先での右手の動きが自分流を作り、飛距離のアップ、方向性の確立を作ります。しかし、ゴルフスイングを覚える段階では右手は脱力したままで良いと考えてください。

左手の動きは、最初は右手の動きに合わせています。右手が脱力された状態から先は左手を元の位置に戻る様に引き込み、最後に握り込む事が大事です。この引き込みと握り込みがボールとのインパクトを作るのです。スイングを覚える中では下半身の動きに合わせての左手の動きを覚えたいのです。左手は握り込まれた後は積極的に畳み込みます。この畳み込みの動きがスイングの流れを完成し、左サイドの「コの字」を作ります。

まずは左膝の動きを感じる様にしましょう。その動きに合わせて他の体の部分が反応していると考えてください。だからこそ下半身を積極的に動かす必要があるのです。「ゴルフは下半身で振る」という事を最初に覚えて欲しいのです。

次回はここまでの動きに更なる動きを加えてスイングを完成させる話になります。よろしくお願いいたします。

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posted by golfq at 11:51| 東京 ☀| Comment(0) | 初心者のスイングの作り方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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