2007年07月13日

入射角とスピン量を考える

ちょっと時間があいてしまいましたが、「ドライバーとアイアンの打ち方の違い」について私なりの考え方を書いてみます。

スピン量の違いで打ち分ける
入射角度が違うとスピン量も変わってきます。ボールに対してクラブヘッドが上から入ってくると、クラブヘッドはしっかりボールに食いつきそこに大きなバックスピンをボールに加えます。そして、ボールに対してクラブヘッドが横から入ってくるとそこで作られるバックスピンは少ないのです。アイアンを選ぶ時は、このバックスピンがしっかり掛かるものが必要なのです。良くグースネック(オフセット)の大きいアイアンを嫌う人がいますが、それはどうでしょう。グースネックが大きいとボールの捕まりが深くなりバックスピンがしっかり掛かるのです。グースネックの大きいボールが左に曲がるからと考えるより、それは自分が手打ちであると考えましょう。アイアンが得意な私の友人は、3番アイアンでボールは跳ね上がり、着地してボールがほとんど転がりません。しかしその彼はドライバーも同じ雰囲気で打つのでボールは舞い上がり、早く失速し、ランがほとんどないのです。そうです。ドライバーを飛ばすにはスピン量を抑えなくてはいけないのです。

入射角度が大きい(上から入る)と打ちだし角度も大きく(上に跳ね上がる)事も確認しておきましょう。アイアンの場合は、クラブをできるだけ立てて、タメを作って打つのも打ちだし角度を上げ、スピン量を増やして、ボールが着地した時に転がらないようにする為です。逆に、ドライバーは吹け上がらないように横からクラブヘッドを入れるのも打ちだし角度とスピン量を抑えて、ボールが着地した時に転がるようにする為です。

ドライバーを選ぶのであれば、今は何と言ってもPINGのラプチャードライバーでしょう。そのドライバーはスピン量を減らすようにデザインされているからです。打ちだし角度は通常のドライバーロフトにインパクトロフトを加える事により大きな放物線を描きますが、クラブフェイスがボールをインパクトで吸い込むデザインはスピン量を激減させて吹け上がりを抑えてくれます。結果として落下角度が20度近くになるようにデザインされているのです。後は自分に合ったシャフトを選んで、さらにボールの飛び方を選ぶだけです。要は、ドライバーショットはいかにスピン量がかからないように打つか、なのです。

さらに、ドライバーのフェイス面のどこに当てるかでスピン量がかなり変わります。基本は、ヘッドの一番上のスコアラインで、ややトウよりが一番スピン量が減る場所です。先のラプチャーが飛ぶのは、その部分が広いからです。昔から言われている「芯で打つ」は今の460CCのドライバーでは通用しなくなっているのです。

ボールの打つ場所も見方も違う!
スピン量を操作するにはボールのどこを打つかでも変わってきます。アマチュアでもっとも理解されていない点がここかもしれません。ドライバーとアイアンでは、クラブを入れる場所が違うのです。それは、明らかにスピン量を増やすか、減らすかの違いなのです。

ドライバーの場合は、先にも書いたように横からヘッドを滑り込ませますから、どちらかというとボールをあまり見なくていいのです。むしろボールを見過ぎるとヘッドがボールに対して鋭角に入りやすいので気をつけましょう。要はドライバーヘッドがボールにスクエアに通過すればいいのです。今の大型ヘッドのドライバーで言うと、ボールをドライバーヘッドの上部に当てたいので、どちらかというとボールの下のティを見るといいでしょう。ボールの下のティを振り払う感じでクラブヘッドを通過できれば、スピン量の少ない高弾道のボールが飛び出します。

一方アイアンの場合は、ボールに対してアイアンヘッドを鋭角に入れますからボールの右腹を見ましょう。ここで大事なのは、「アイアンは横からクラブヘッドを振り抜かない」という事です。ボールを右手で打つ感覚があると、ボールの右腹を見る事はできません。何故かというと、右手でボールを打つ感じがあると、クラブヘッドを落とせないので右腹を見ているとトップボールが出るからです。

アイアンショットでスピンを掛けると言う事は決して簡単ではありません。何故なら、アイアンヘッドをボールの右腹に落とすという動きは、余程右手首が強いか、しっかりした下半身始動のスイングできていなくてはならないからです。以前から書いているように、左サイドでクラブを動かし、右手に余裕がないとアイアンヘッドをボールの右腹には落とせないのです。

アイアンショットを打ってボールが3〜5メートルも転がるようでは、しっかりしたアイアンショットができているとは言えないでしょう。シングルを目指す人がいれば、この点だけはしっかり確認しましょう。基本はボールだけを打つ事です。ターフがボールの先で取れなくては駄目です。右手の手首の角度が崩れているようでは、正しいバックスピンは掛けられていないと思ってください。しっかりしたアイアンショットはそんなに簡単には打てません。昔の女子プロのアイアンの飛び方と最近の若手の女子プロのアイアンの飛び方が違うのに気が付きましたか。最近の女子プロはしっかりスピンを掛けているので、ボールがグリーン上でほとんど転がりません。しかし以前の女子プロはグリーンの手前からボールがピンに寄っていくような打ち方でした。ボールの見方を変えない限り、スピンの掛かったボールは打てませんから是非試してみましょう。

是非、入射角とスピン量をテーマに練習をしてみてください。今までの悩みが解決するかもしれませんよ。

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posted by GOLFQ at 08:47| 東京 曇り| Comment(6) | TrackBack(1) | スイングの考え方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おひさしぶりです。
相変わらずラウンド機会すくないですが、DRは安定しております。G5のおかげと思っております。
先ごろ、他のブログでG10というDRがPINGから発表されたと写真付で出ていました。
どんなDRなのでしょう。ラプチャーとの違いは?
Posted by kshirasan at 2007年07月14日 16:30
golfqさん、こんばんわ。

個人的にはアイアンのスピンは十分であるので、逆に風の影響を防ぐためスピンを減少させる打ち方をする方が多いような気がします。

私としては、スピンの多い少ないは、基本的には、腕振りの度合いの問題と捉えています。
その他、スイングプレーンとかスイングのタイプとかの問題も有りますが、複雑になりすぎるので・・・

腕を振るという事は、下半身の回転が減速しますが、腕の振りを能動的に行わなければ、下半身の回転は阻害されません。

と言うことは、腕振りの大小で、縦と横の度合いが変わるため、腕振りをして縦の要素を大きくすれば、クラブは深く入る事になり、スピンが増えるというメカニズムと理解しています。

後、グリーンで止まるかどうかというのは、高さの問題というか、ボールの飛び方の問題もあり、スピンの殆ど無い、山ボールはもちろん止まりません。
個人的には、直線的に飛んでくれて、失速する時にわずかホップする感じで、ポトリとグリーンに落ちてくれるボールが好きです。
Posted by アマチュア at 2007年07月14日 20:52
kshirasanへ
私はまだその写真をみていません。どこに載っていましたか。
Posted by golfq at 2007年07月15日 09:34
アマチュアさんへ
いつもコメントありがとうございます。

私は最初から大きく高く跳ぶボールが好きです。私はオフセットがしっかりついているアイアンでバックスピンを多くして、曲がりを抑えています。オフセットでサイドスピンを抑えています。
Posted by golfq at 2007年07月15日 09:40
GDOのブログ、http://blog.golfdigest.co.jp/user/weak_or_strong/
の7月11日に記事に写真載っています。
Posted by kshirasan at 2007年07月17日 15:20
kshirasanさんへ
驚きです。凄いですね。ラプチャーは超えないと思いますが、どんなコンセプトのドライバーなのでしょう。

情報ありがとうございました。
Posted by golfq at 2007年07月17日 23:27
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Tracked: 2007-07-13 09:31