2007年08月06日

PINGが世界で大活躍

メキシコのロレアナ・オチョアが悲願のメジャーを勝ち取りました。解説の戸張さんの不吉な予感以外にはまったく危なげなかった試合展開でした。そして、岡本綾子プロの後押しも納得いくものでした。オチョアの完成されたスイングを岡本プロは褒めていましたが、そのオチョアが選んだのがPINGのラプチャードライバー7.5度とS58アイアンでした。オチョアが先日のスペイン語圏のアルゼンチンのカブレラが全米オープンで優勝したことを自分の事の様に喜んでいたようですが、そのカブレラも同じ組み合わせのクラブを使っています。オチョアが先日の全米女子オープン前にPINGと電撃契約したのも、カブレラがPINGを愛しているというTVでの姿勢に感化されたからではないでしょうか。
オチョアの輝き(US Yahoo Sports)

今年の全英女子オープンは、PINGのオンパレードで終わった。優勝のオチョア、2位のヨース、最終組をオチョアと回っていたウェスバーグがラプチャードライバーを使っていました。その理由は、何だったのか。2日目の午後から強風が吹き荒れ、パッティングにも大きく影響していました。だから、パターのうまい選手が活躍したのでしょうか。私としては必ずしもパッティングがPINGにいい結果をもたらしたとは思っていません。結果からの分析ですが、私は風に対するボールのコントロールが勝負を決めたと思っています。

ラプチャードライバーの真価が正体を見せたと思っています。それは、ドライバーショットでのスピン量の非常に少ないということではないでしょうか。現在のドライバーの中で最もクラウンの部分とバックウエイトの部分が軽くなっていて、その軽くした部分の余ったウエイトをヘッドの後方部分の下に配置しているのです。その結果として低重心の重心深度の深いドライバーが完成されています。その結果、フェイスの上部にボールを当てるとスピン量が2000回転程度に抑えられるのです。でもこの2000回転という数字は、日本のゴルフメーカーには禁句的な数字だったのかもしれません。回転数が2000回転ではボールがドロップをしてしまい、飛距離が出ないと言うのが今までの常識だったからです。でも、PINGのラプチャードライバーがその常識を覆してしまったのかもしれません。バックスピンが少ないから吹け上がらない、左右に曲がらない、ランがでる。とにかく、素晴らしいドライバーなのです。所謂「ボー球」が簡単に打てるのです。
最近注目の選手がラプチャーで飛ばすハンター・メーハンです。(US Yahoo Sports)

さらに、私が素晴らしいと思っているのが、ボールがドライバーヘッドに吸い込まれるということです。スピン量が少なくなる理由は、簡単に考えるとボールをヘッドの上部に当てる事でヘッドがボールと喧嘩をしないということでしょう。低重心故にボールが上部に当たるとフェイスは上向きに動いてボールを吸い込むのです。この現象が、インパクトで発生するスピン量を抑えてくれるのです。もっともこの考え方は、現在PING以外のメーカーはしていませんので、それがPINGのラプチャーの驚異的結果を生んでいるのではないでしょうか。ボールがフェイスに乗っている時間があるから、ボールの飛びだしがスイングの方向に飛び、フェイスの向きの影響を未然に防いでいると考えられます。

もっとも、この超低スピン化の考え方にも難しさはあります。それは、ボールが意識的に曲げにくいということです。実際、先日日本でPINGのラプチャーを使用しているクリスチャン・ペーニャがボールを打っているところを見ましたが、室内のモニターが表示した彼のインパクトはヘッドの真ん中でした。どうもプロでもヘッドの上部で打つのには勇気がいるようです。その理由は、スピン量が少ないとボールが思う所へ運べないからだそうです。でも、その気持ちがむしろフェアウェイキープ率を下げているような気がしました。日本のトーナメントでもほとんどPINGのラプチャードライバーが見られないのも、ボールの飛び方に対する考え方の違いがあるからなのかもしれません。でも、世界でロレナ・オチョアが活躍し、全米プロで男子も女子もラプチャードライバーが優勝している現実を見ると日本でもそろそろドライバーのボールの飛び方を考える時が来ているのかもしれません。
オチョアのこのスイングは日本で見れるのか?!(US Yahoo Sports)

スプーンがドライバーと同じだけ飛ぶと言う人にもこのラプチャードライバーはお勧めです。その理由は、ラプチャードライバーは驚異的なランを与えてくれるからです。そのランがあるからドライバーを使えないホールがあるでしょう。その時は3番ウッドを使えばいいのです。そして、飛ばしたい時はランを生かしてラプチャードライバーを使いたいものです。そうそう、最近ブログでも一部紹介されていたPINGの新しいドライバーを使ってPINGのウェンディ・ワードが活躍していました。3日目はオチョアと一騎打ちで、何度もオチョアをオーバードライブしていました。詳細はまだ分かっていませんが、いよいよ新しい匂いも期待できるような感じです。
PINGの新しいドライバーで飛ばしていたウェンディ・ワード(US Yahoo Sports)

そして、今海外のツアーで熱いのがPINGのS58アイアンです。もっともPINGらしくないと言われるアイアンですが、プロの間では大人気のようです。オチョアも、カブレラもそして、最近アメリカで大躍進のハンター・メーハンや先日ミケルソンとエルスを破ったグレゴリー・ハーベットもこのアイアンです。オフセットはPINGの中では少ないですが、プル角はしっかりと他のモデルと同じだけ付いています。スピンがしっかりかかる、ブレードタイプのアイアンです。キャビティもポケットキャビティ化されていて、非常に打感が柔らかくなっています。
PING・S58を振り切っていたオチョア(US Yahoo Sports)

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posted by GOLFQ at 23:43| 東京 曇り| Comment(6) | TrackBack(0) | ゴルフトーナメント記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
感化されてラプチャーを買っちゃいました!
エースドライバーのシナジーが割れちゃったので、何を買おうかと迷ってました。
ゼクシオプライムも持っていたのですが、高く上がらないし、スライスしやすいので。
候補はいくつかあったのですが、golfqさんのブログをずっと読んでいたので、やはりラプチャーを試してみるほかないかと。
まだ使っていませんが、楽しみです。
Posted by Mr. プー at 2007年08月07日 17:11
Mr.ブーさんへ
ラプチャーは素晴らしいですよ。とにかく、音を聞いてください。優しい音がする時がフェイスにボールが吸い込まれたときです。

高く飛びだして、ランがでるようならクラブの性能を生かしていることになります。

気軽に大きく振りますことも大事なポイントです。
Posted by golfq at 2007年08月07日 23:19
2回ほどラウンドでラプチャーを使ってみました。
感触は、なかなかいいですね。
確かに、ゼクシオに比べると明らかに曲がりにくい感じです。
ときどき、すごく飛んでくれます。
が、一方でときどき、なんでというくらいドロップします。
低回転の為せる業でしょうか?
まだうまく使いこなせていないようです。
Posted by Mr. プー at 2007年08月27日 18:31
Mr.ブーさんへ
ボールのドロップは確かに低スピンの影響です。インパクトでロフトを立てる癖があるのでしょうか。打ち出し角度が15度以上とれないと、低スピンボールはドロップして飛びません。多分、飛んでいない時は、インパクトロフトが10度ぐらいになっているのではないでしょうか。

ラプチャーで飛ばすなら、横から入れて入射角度を抑えましょう。そして、インパクトで右手の力を抜くようにして、フェイスの上部にボールが当たるようにしましょう。そうすると、驚異的な飛びと転がりが手に入ります。

大きく振り回すように練習してみてください。
Posted by golfq at 2007年08月28日 15:54
現在G5オフセット10.5度バサラシャフトRのDRを使っています。ぶれは無くなったし、距離まあまあかな?別に気になる点は無いのですが、その後ラプチャーが出て今ネットではG10を進めていますので、買い替えようかとも思っています。出来れば自分に合ったのが良いと思いますのでどうしたらよいか検討中です、G10とラプチャーの特徴や、何かアドバイスでも頂けたらと思います。
Posted by jimmy at 2007年09月20日 09:17
jimmyさんへ
しばらくブログから離れていました。今日のブログで試打情報を載せています。

私の意見は近々まとめます。もう少しお待ちください。
Posted by golfq at 2007年10月03日 09:04
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