2007年12月04日

「樽の中で打て」とは


ここのところゴルフスイングの回転軸を保つ話を書いてきました。不思議な事にこの回転軸の意識は本当にアマチュアゴルファーには少ないのです。ボールを真っ直ぐ飛ばしたり、高く飛ばすには回転軸が固定されないと話しにならないのですが、残念ながらこの回転軸は無視されているのです。

ゴルフの教本を見ても回転軸を保つ話が具体的に表現されていないので見過ごしてしまうのでしょう。回転軸を保つ一番の良いゴルフ教本の表現が、「樽の中で打て」のような気がします。確かに樽の中でボールを打つ意識があると回転軸は動かないように感じるからです。実際に回転軸を保つアドバイスは、この言葉が一番伝わり易いようです。

しかし、この表現にも問題があるのです。「樽の中」でのスイングをイメージしてみてください。多分そのイメージは人によって大きく違うと思います。何が違うかというと、多分その樽の大きさがイメージする人によって違うからです。

そこで、5人の知人にスイング中の樽を書いてもらいました。そして、その答えは5人とも同じでアドレスをした足の外側に樽を書いていました。それは、ゴルフの教本に描かれている樽の位置と同じでした。多分、私の知人達もその絵を見たことがあったのでしょう。

しかし、この体がすっぽり入るような樽では回転軸は動いてしまうのです。その理由は、樽の幅を目一杯使ってスイングしてしまうからです。樽の直径分体重が移動しますから、その体重移動のタイミングによっては、回転軸は左に早く流れてしまうのです。樽を意識する事により左サイドの壁の流れは止まるように思えますが、実際は左ひざが樽の側面に流れるのでその分回転軸が左に流れるのです。

この事はかなり真剣な問題と思っています。ボールがどうしても右に飛んだり、曲がっていってしまう方は、この話を良く考えてみてください。そして、こうした右に飛ぶ悩みを持っている人のシャドウスイングを見ればこの事はすぐに確認できます。実際、シャドウスイングを見るとその人が持っているスイングイメージが確認できるのです。右に飛ぶ人のほとんどの人の左ひざはシャドウスイングで左に傾いているはずです。あなたも自分のシャドウスイングを確認してみてください。

それでは、いったいどこに樽を置けばいいのでしょう。私の意見では両膝の内側です。両膝で樽を軽く締めるようにしてスイングできれば回転軸の動きは非常に少なくなると思っています。ラバーボールを両ひざに挟んでスイングするという教本もありますが、この場合はひざが左に流れてもスイングできてしまうのであまり効果的とは言えないでしょう。樽を両膝の内側に意識することで、先に書いた両足の内側の筋肉を使うことになるのです。この辺りの筋肉はまったく意識に無かった人も多いと思います。

「樽の中で打て」という表現は、私としては「樽をひざで挟んでスイングしろ」になりますね。どうでしょうか。是非樽を意識してスイングしてみてください。ボールは確実に右に飛ばなくなりますよ。

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posted by GOLFQ at 09:18| 東京 曇り| Comment(0) | TrackBack(1) | スイングの考え方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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