2008年01月01日

プル角と二つの振り子の運動


新年明けましておめでとうございます。今日の東京は完璧なゴルフ日和ですね。今年も1年ブログにいろいろと書いていきたいと思います。よろしくお付き合いください。私はアマチュアゴルファーですが、少しでも私のゴルフの経験がこのブログを読んでくれている方々にお役に立てればと思っています。今年もよろしくお願いします。それでは、一方的ですが今年もはじめさせて頂きます。

ゴルフのスイングは、基本的に二つの振り子の動きと考えられます。一つ目の振り子が腕で、二つ目の振り子がクラブです。ゴルフの難しいのは、この二つの振り子を連動させてボールを打つところにあるのです。当然、二つ目の振り子が遅れて動けばボールに加わるパワーは強いのです。一つ目の振り子が二つ目の振り子を引っ張り、回転軸の座標位置の関係で二つ目の振り子が前に出てくるのです。一つの振り子を振るよりも、二つの振り子を連動させて動かしたほうがより早いスピード生むことできるのです。

さて、この二つの振り子の動きからできる角度がプル角なのです。ゴルフのスイングでは、二つの振り子が一直線になるのがインパクト後なので、ボールの在る位置に一つ目の振り子が来た時は二つ目の振り子はまだ後方にあるのです。そして、一つ目の振り子がボールを過ぎたその先で二つ目の振り子がボールに到達するのです。この二つの振り子のずれがプル角を作るのです。ゴルフは回転運動で、二つの振り子を使ってボールをフェイスに引っ掛けるのです。ボールが当たるのはシャフト上でなく、シャフトから約5センチ離れたアイアンヘッドの芯の位置です。その為にアイアンフェイスはシャフトに対してある角度で曲げられているのです。その角度がプル角ですが、その角度はフェイスにボールをスクエアに乗せる為に付けられているのです。

プル角の大小の問題は、先行する振り子が何処を支点に動いているかで決まります。実はここまでの解説ではちょっと間違ったイメージができてしまうかもしれません。実際、現在のアイアンのほとんどが振り子の回転軸の支点が体の中央にあると考えているように思われます。第一の振り子が体の軸を中心に動いているとしたら、第一と第二の振り子の支点がボールに対してそれ程左にずれなくてもアイアンヘッドはボールに到達します。結果としてプル角の設定が小さくなるのです。ツルーテンパー社が作っているIRONMANというゴルフのテスティングロボットは、実は第一の振り子の支点が体の中心に設定されています。もしこのロボットでクラブを作るとしたら当然プル角は小さくなります。もっとも、実際は過去の経験やプロの感覚でプル角は決められているのでしょうけど。

ところが、PINGの創始者のカールステン・ソールハイム氏は自分でゴルフのテスティングマシンを作り、この問題を違う観点でみていたのです。彼は工学博士として学んだ経験を基に人間のスイングを再現できくるロボットを作ったのです。そして、そのロボットが持っているのが左肩なのです。そうです彼は一つ目の振り子の支点は左肩にあることに気が付いたのです。ということは、振り子は二つと考えるより、三つと考えるべきなのでしょうか。左肩が一つ目の振り子を動かしている結果として、一つ目の振り子はボールからかなり先に動いて二つ目の振り子のアイアンヘッドをボールに運んでくるのです。その左に動く量は分かりませんが、明らかに左肩の幅が影響することは想定できます。そこに肩の幅のずれがあるので当然プル角は大きくなります。

プル角の具体的な角度については公表されていませんから具体的に何度かは分かりませんが、この角度が明らかにPINGのアイアンの素晴らしさを作っていると思います。プル角はボールが体から離れていくロングアイアンになるにつれて、その角度は小さくなります。逆にウエッジではプル角は最大になるのです。自分のクラブを並べてみるとプル角の違いが分かります。

話は戻りますが、現在市場に出ているアイアンのプル角はPINGアイアンのプル角と比べると遥かに小さいのです。結果として肩で引っ張る実際のスイングでは、そのプル角が足りずにインパクトでフェイスが開いて当たってしまうのです。素直に振るとカット打ちになりフェードボールとなるのです。このフェードボールが悪いわけではありませんから気をつけてください。ただ何故フェードしているのか知っておく必要があるのです。問題は、そのクラブで真っ直ぐ打とうとすると、右手を使って打つ事になるということです。これでは、ボールは曲がるし、インパクト前に力を放出することになるので強い球が打ちにくいのです。

今日のポイントは、左肩が二つの振り子を引っ張っているということです。結果として、左肩の位置の分プル角は大きくなるのが自然であるということです。プル角の大きいアイアンは、構えでプル角を消さないようにしましょう。体の中央にシャフトをセットするとアイアンフェイスがかなり左を向くので、その分ハンドファーストに構えるのです。決してフェイスを開いて構えないようにしましょう。PINGアイアンの場合は、グリップにバックラインが入っていますが、その理由はバックラインにグリップを合わせる事でそのクラブの持つプル角を知ることができるからです。

アイアンショットのアドレスではアイアンヘッドを見ずにボールを見るようにしましょう。その理由は先に書いたトウダウン効果の6度分フェイスが左を向く事とプル角が作るフェイスの向きの事を考えるとアイアンヘッドは相当左を向いていますからね。アイアンショットを構える時は、アイアンヘッドをソールしないようにしましょう。アイアンヘッドをソールするとどうしてもフェイスが左を向いていてボールが左に曲がるイメージを強く受けるからです。時々プロがアイアンはトップブレードを真っ直ぐラインに合わせるという話を聞きますが、これが実際の正しい構え方のように思われます。是非自分の最適な構えを確認してみましょう。

次回は、肩を支点とするスイングの考え方をもう少し細かく書いてみます。

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posted by golfq at 10:52| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 知っておきたいクラブの知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
色々と参考にさせていただいております。
結局プル角の少ないアイアンはブレードで構えて
プル角の多いピンアイアンはリーディングエッジで構える。いづれもプル角をつけてという理解でよいのでしょうか?
ピンアイアンでブレードであわせると感触はとても良いのですが、どうしてもフックボールになってしまいます。HC9 ドライバースピード46くらいです。宜しくお願いします。
Posted by やまちゃん at 2012年03月26日 08:20
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