2008年01月03日

左肩とプル角の関係


プル角を考えると左肩がすべての動きを引っ張っていることが分かります。回転軸で回転するのがゴルフのスイングですが、腕とゴルフクラブでできている二つの振り子を動かしているのは左肩なのです。下半身の回転からゴルフのスイングが始まるのも、この左肩を動かす為なのです。そして、下半身が常に先行して、左肩を思いっきり開くのも二つの振り子の動きを連動させるからです。

先日書いたPINGの創始者カールステン・ソールハイム氏が作ったPING−MANというGOLF用のロボットマシンにはその肩がついているのです。PINGが常にゴルフクラブのデザインや機能性の研究で先行するのも、その左肩が動くロボットがあるからだと思っています。回転軸をモーターで動かし左肩を動かす、それが二つの振り子の最初の腕を動かし、回転軸の座標の関係で二つ目の振り子が振れるという素晴らしいものです。ロボットには人間のような右手の感覚がありませんからフェイスをインパクトで閉じる様な事はできません。結果としてPING−MANが打つクラブには左肩分のプル角がついているのでしょう。

素直に振ってフェイスがターゲットを向くようにするには、今まで説明してきたプル角が絶対必要なのです。逆にプル角がしっかり付いているクラブは右手のパンチを拒否するのです。右手が入ると当然フェイスが左を向きますからボールは左に曲がってしまうのです。多くの人が右手を使うことでパワーが増加すると考えますが、実はそれもどうでしょう。プル角が大きいと右手の動きを制御しますから二つ目の振り子がしっかりエネルギーを蓄えていて、インパクト後にその力が爆発するのです。

このプル角の多いクラブだと右手の角度が保たれるので方向性が格段と高まるのです。そして、今まで私が良く書いてきたクラブヘッドを縦に落とす動きも実はプル角の大きいアイアンこそできる動きなのです。体の回転でクラブを引っ張ってきて、右手でクラブを落とすのです。ボールにフェイスのリーディングエッジを落とすには肩を支点にしたプル角がしっかり付いたアイアンを試して見ましょう。

フックフェイスのアイアンこそが実はストレートボールが打ちやすいのです。プル角の多いアイアンを見て、「このアイアンは左に曲がるから駄目」ということは、右手でボールを叩いているということなのです。ボールが真っ直ぐ打てない人や、引っ掛けに悩んでいる人はプル角の大きいアイアンを試しましょう。逆にプル角の大きいアイアンを使ってボールが左に大きく曲がったり、左に引っ掛かる人は、右手を使い過ぎていると考えましょう。初心者は是非プル角の大きいアイアンでゴルフをはじめるといいでしょう。自然と右手の動きを制御してくれます。問題は、ゴルフの先生がこの事が分かっているかどうかでしょう。

アイアンというクラブが左肩の動きで動き、プル角を利用してボールを前に運ぶ事を是非体験してみましょう。PINGのフィッティングイベントに行くと、プル角の大きいクラブがどういうものか体験できます。初心者の方は是非お勧めします。ゴルフを覚えるのに素直な動きでボールを捕らえたいなら是非お勧めです。

次回はもう少しこの話を掘り下げてみたいと思います。

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posted by golfq at 11:55| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 知っておきたいクラブの知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
プル角0度を主張する人もいますが、この記事を読んで勉強になりました。
Posted by at 2008年02月02日 00:28
名無しさんへ
プル角度ゼロを主張する人は、手でボールを打つということです。それはそれで立派な打法と思います。

アメリカでは、体を使い、ヘッドをボールに運び、ボールを置きに行くので「プル角度」が必要になるのです。

フォークには立派なプル角とグースネックがついている事を確認してみるといいでしょう。
Posted by golfq at 2008年02月02日 22:45
最近アイアンの距離に悩み、はたとインパクトの時のロフトのことに気づき、プル角度に関心が向きました。まず、私はピンの48度のウエッジをアプローチに使っていますが、これとセットのピッチング44度との間に距離の差がありません。もしかしたらこれはプル角度に関係があるのではないかということが、このサイトを読んで感じました。更にアイアンの距離を出すためにはインパクトをハンドアップ気味にするといいことも経験上体験しています。クラブのトウが下がるとロフトが立ちますね。ということは、ライ角度もアップライトのクラブのほうが距離が出るということでしょうか。レッスン書にこれらのことに触れたものは皆無です。ご教示を願います。
Posted by 岡本幸雄 at 2009年02月07日 10:16
岡本さんへ
ブログ上で書いています。よろしくお願いします。
Posted by golfq at 2009年02月08日 07:48
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