2019年07月31日

スイングを段階分析で考える その5


インパクトは上手く作れたでしょうか。ゴルフのスイングでは「ボールを打つ」という感覚はいらないのです。下半身を使って「クラブを振る」という感覚を身に着けてください。しっかり振れればボールがしっかり飛んでくれるのです。インパクトでは硬いイメージは左足と左手にあります。そして、右手には柔らかい感覚があるのです。第五段階での動きを理解すると思いっきり体を使っても問題ないのです。

第六段階は「シィ」の動きでスイングのまとめとなりますが、ここでもポイントは左手の動きなのです。インパクトで強く握られた左手は固まるのです。握れば握る程左脇は強く締まり、左肘は内側に入ってきます。左手を強く握るという事はインパクトでのヘッドの加速を生むと同時にスイングの流れを抑えてくれるのです。

そんな固まった左手が動く方向があります。それは肘を畳み込む方向です。インパクト後は左肘を畳み込む事がクラブの流れを作ります。体の正面で左手を右腰から左腰に引き込みながら握り込みましょう。そして、握り込んだらその流れとして左肘で左手を畳み込みましょう。左手を畳み込むという事は左手の動きを左耳の位置まで動かしているということです。このスピードも飛距離に影響します。この運動は椅子に座っていてもできます。左手はL字に動くのです。この時に左脇が空く時は握り込みが甘いという事なのです。

自分のスイングの中にこの左手の畳み込みの動きを感じてみてください。下半身が左肩を動かしているので、このL字の不自然な動きもゴルフスイングの中では自然な動きとなります。この畳み込みの動きが左手先行のスイングを作り、右手が左手を追い越す事を防ぎます。結果としてボールが左に曲がる事を防いでくれるのです。ボールが強く左に曲がるスイングをしている人は是非この左手先行の動きを取り入れる努力をしてください。左手の畳み込みの動きはゴルフのスイング解説にも良く出てきます。問題は握り込みの後の動きだということです。「開いている左手を握り込み、そして躊躇なく畳み込む」この動きを体感してみてください。

ここまで書いた左手の動きは何故かゴルフ理論の中でしっかり語られていません。その理由は私にも分かりません。しかし、ここまで書いてきた様に左手の役目は非常に大きいのです。動き自体は単純で、左手親指にクラブを感じながら右サイドから左サイドへの引き込みが基本です。そしてインパクトに向かってしっかり握り込むのです。この握り込みがしっかりしていれば左肘で左手を畳み込む事は簡単です。積極的に左肘だ左手を畳み込むことが重要となります。

どうしても右利きの人にとっては右手の動きが重要と考えてしまうのです。それは問題ではないのです。問題はいかに左手を積極的に右手の前に使うかなのです。この左手の動きを教えてくれるのがバットでのスイングです。野球では左手が先行してバットを動かしインパクトで右手の開放を作りボールを飛ばしています。ゴルフのレッスン教本にもバットスイングを勧めていますが、それは左手でクラブを動かす感覚を覚えて欲しいからなのです。

柔らかいシャフト(グニャグニャ)のシャフトでの素振りもこの左手先行を教えてくれます。シャフトが柔らかいと右手が動いた瞬間にクラブの流れは壊されてしまうのです。タオルの先端を丸く縛って振る練習も同じ事です。左手が先行していればシャフトが柔らかくてもヘッドはついてくるのです。そしてインパクトで右手の開放が更なるヘッドスピードの向上に役立つのです。

左足は第五段階で膝が伸びきっていますからこの第六段階では何もありません。右足の左への押し込みで左足の角度が消え、左足の上に立ち上がるだけなのです。左足自体は流れに合わせているだけなのです。左足の役目はインパクトで終わっているのです。



右足は第五段階で前方に曲げ込まれた膝頭を右足の内側に倒し込み左にスイング軸を動かします。この動きが体重移動をボールに加えます。この動きはインパクトとのタイミングに合わせて行われます。強い押し込みはボールに体重を乗せる事になるので飛距離が増します。しかしこの右足の押し込みが早いとスイング軸の左への流れのタイミングが早くなるので結果としてボールにスライス回転を与える事になります。打たれたボールが右に曲がっていたらこの右足の動きに問題があると考えてください。当然飛距離を求める人はこの右足の動きが大事な動きになります。

世界のトッププロもこの右足の動きを使って体重をボールに乗せ飛距離を稼いでいます。この右への流れを防ぐ為に最近飛ばし屋のプロが重心距離の短いヘッドを使っている事が分かっています。体の動きでスライス回転を感じながら、ヘッドのセッティングでボールを捕まえているようです。この右足の動きはスライス回転を生むので、左への曲がりを抑える動きにもなります。フェードでボールを打つという事はこの体重移動を上手くコントロールしているということなのです。ここの雰囲気は練習で自分流を作るしかないのです。

ここでも難しいのは右手の動きです。私が勧めるのは何もしないです。右手は開き気味で柔らかく、インパクトの動きに反応させるのです。何も策が無い様ですが私の体感からはこの「何もしない」が、いい結果が得られます。ちなみにこの動きはドライバーショットの時です。もし右手を使うとするとその方法は手首を前に放り投げる感じです。前に放り投げるという事はボールが右に行く感じがありますが、下半身がしっかり回転していればこの右手の動きは問題がないのです。ピッチャーが投げる時に手首を放り投げる感じです。ここでの動きは是非自分流を作ってください。ちなみに飛んでいる人はまったく気にする必要はないという事です。

フェアウェイウッドでは第五段階の時に緩んでいない右手をインパクトで意識的に緩めます。この緩める動きがヘッドを落とし、ボールを拾い上げる事になります。フェアウェイウッドが苦手な人は是非この右手のグリップの緩め方を身に着けてください。面白いようにボールが持ち上がります。苦手な人は苦手だから上手く打とうとして右手を握り、使ってしまうので更に上手くいかなくなるのです。下半身と左手の動きをしっかり使ってクラブを振ってインパクトの時に右手を緩めてみてください。問題はこの緩める感じを自分流で見つけるという事です。あくまでも右手を使ってボールを打つ意識は禁物です。左で振って、右手の緩みでボールを捕らえるです。

アイアンとユーティリティの場合は右手首でヘッドを下方に落とす動きです。当然右手の指の力も抜けています。この下方への動きが凄いのがプロのスイングです。アイアンで高さが取れるという事はこの落とし込みの動きが凄いという事です。プロがアイアンを打って大きなターフが取れるという事はヘッドが凄い勢いで下に落ちているということなのです。アイアンショットで高さが出ない人はこの落とし込みの動きを研究してみてください。想像以上の右手の動きです。しかしそこには力は入っていないのです。むしろ右手の脱力での落とし込みなのです。この動きも言葉では解説できません。是非、しっかり左手で振って、右手の落とし込みを体感してみてください。ボールが高く飛び出せば成功です。

第六段階の最後は息を吐ききり、真っすぐに力が抜けて直立しているのです。この時の体のバランスがそこに至るまでの動きのスムースさを表しています。バランスが取れない原因で考えられるのは3か所です。その1が左膝の上し切りができているかです。その2は左手の握り込みからの畳み込みができているかです。そしてその3は右手の握り込みによる使い過ぎです。是非自分のスイングの中で確認してみてください。

どうでしょうか。段階別スイングの考え方をまとめてみました。ゴルフでは大きく強く動いているのは左膝です。そして左手はインパクトに向かって使われていきます。右手はテークバックで使い、その後は柔らかく状況に合わせて使うのです。そしてスイングを通して個々の動きは単純なものであるという事を理解して欲しいのです。単純なのでしっかり理解しておけば後は反復練習で動きが身につくのです。

ゴルフスイングで大事なのは柔らかいタメを作り、一気にそれを開放するということなのです。ゴルフスイングとはスイングの流れを左足の動きで作り、左手の動きを感じ、その流れの中で右手の柔らかい動きを取り入れてゴルフクラブヘッドを開放する動きを作るという事なのです。

「シンプルな動きで強い動きを作る」というチャレンジングな動きがゴルフです。是非自分流を作る事を楽しんでください。次回からは同じことの反復ですがそれぞれの体の部位でまとめて書きたいと思います。

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2019年07月23日

スイングを段階分析で考える その4


ここからがスイングでは一番力が入る所です。「イチ、ニィ、−、の、サン、シィ」で言えば「サン」の部分です。当然これから話す部分が大事ではありますが、実は前回までの「タメ」を作る動きが飛距離を生む最大のポイントなのです。ですから、前回までの話をしっかり自分の物にしてください。

第五段階ではいかにインパクトを作るかという話なのです。ここでは左足と左手が主役なのです。残念な事に右手はここでもまだ主役にはなっていないのです。その理由はピッチャーがボールを投げる事を考えてみると分かります。ピッチャーは振りかぶって、下半身で動き、右肘の動きで右手を投げるポイントまで運んでいます。しかし、この段階でも右手は動いていないのです。右手の話をすると、右手はインパクト後に動くという事なのです。それもクラブを開放する、ボールをピッチャーが投げる時の解放感と同じなのです。

という事は左サイドが主役なのです。最初に動かしたいのが左膝の伸ばし切りです。第四段階でアドレスの位置に戻った左膝の曲がりをここで一気に腰の方向へ伸ばすのです。第4段階で前方に曲げ込んだ左膝がアドレスの位置に戻るのです。これは喧嘩していた右手が脱力された事で起きる反射的動きなのです。ここには動かすというより、むしろ動いてしまう動きなのです。

大事なのは第5段階での左膝の伸ばし切りです。元の位置に戻る左膝の動きを利用してそこから一気に左膝を伸ばすのです。実はこの動きが今までのゴルフスイングの理論の中には無かったものなのです。多くの方が左膝を意識的に伸ばさない様にしているのです。それは今までのスイング理論に無かったからなのです。しかし最近のゴルフプロのスイングを見てみるとここでの動きは納得できるのです。強く打つという事は、左膝を一気に強く伸ばすということなのです。

左膝を伸ばす事の理由は捩じり上げた左肩をアドレスの位置に戻すということなのです。以前にも書きましたが上半身は自分では動きません。当然捩じり上げた分の戻りはありますが、それはインパクトを通しての動きなのです。寄って左肩をアドレスの位置に戻すのは左腰の回転する動きで回転軸を回す動きなのです。その事がボールを右に飛び出さないという現実を生み出すのです。この左膝の動きが最近やっと語られる様になりました。しかし長い間日本のゴルフではこの「左膝の伸ばし」は禁句でした。

この左膝の伸ばしに寄る左肩の動きは打ち出されたボールの飛び方で確認できます。もしボールがターゲットラインよりも右に飛んでいたら左膝の伸ばしに寄る回転が不足しているということなのです。これは単純で簡単な事実なのです。ですから、飛び出したボールの飛びを見て自分の下半身の動きを確認しましょう。しっかりした動きを作るにはとにかく下半身の切れでボールを右に飛び出さない様にする事が大事なのです。

ちなみに下半身を左膝の動きでどんなに左膝の伸ばしを早くして下半身を回しても、それが原因でボールが左に飛び出す事は無いのです。むしろ下半身の動きが緩慢であると上半身の動きが下半身の動きを追い越し、右肩が前に出るのでボールが左に飛び出してしまうのです。下半身は回せば、回すほど良く、「回し損」はないのです。まずは自分のボールの飛び出しをしっかり見てください。右に飛び出していなければ下半身の動きは問題がないのです。そして、もしボールが右に飛び出していればその時の下半身の動きを反省しておく必要があるのです。

プロのショットでも右に飛び出す事がありますが、それはプロとして技術的にボールを狙ったところに打とうとしている時です。そこに打つ為の気持ちが下半身の動きを緩慢にしてしまうのです。ちなみにスライスする時は回転軸が左に流れている時です。真っすぐに打つのではなく、右には飛ばない様に下半身で振る事が大事なのです。

この左膝を伸ばす事で肩の向きがアドレスの位置に戻る事はほとんど語られていません。それが何故なのかは私には分かりません。しかし、最近のトッププロのスイングの動きを見るとこの事がはっきり理解できます。彼らはインパクトに向かって左膝を躊躇なく伸ばしているのです。ここにはタイミングも無いのです。理由はその動きがすべての動きに先行するからなのです。その動きが躊躇すると遅れてくる体の動きに変化が要求されるのです。左膝を躊躇なく伸ばす事が遅れて動く上半身の動きをシンプルなものに導いてくれるのです。上半身を上手く使うのではなく、上半身は下半身の動きに合わせて使うのです。

ここでの問題は左膝を伸ばす方向です。左膝は左腰を後方に押しやる方向に伸ばすのです。下半身は回すのではなく、左膝の伸ばしで、骨の動きで左腰を後方に動かしているのです。この動きが下半身の回転を作ります。ちなみにこの時に右膝を前方に曲げ込む感じが欲しいのです。すると回転軸が左に流れる事を防いでくれます。

左膝を伸ばす方向でもっとも悪いのが左足の真上に伸ばす事です。フィニッシュでは左足は真っすぐ左足の真上にあるのでインパクトの時にここに行ってしまう事があるのです。この動きは所謂膝が笑うという動きになるのです。当然インパクトでボールに体重を乗せようとするとこの動きを導いてしまいます。飛び出したボールが右に曲がる事があったら、この左膝を伸ばす方向を修正してください。とにかく、ボールが右に曲がらなければいいのです。

左膝を伸ばす時に一緒に動くのが左手です。第四段階の最後には左手は右腰の前に、右手肘の落とし込みで動いてきています。左膝を伸ばす時に同時に左手の親指を右腰の前まで引っ張ってくるのです。この動きは左膝の動きと連動しています。左手親指を意識するのはそこがゴルフクラブと左手の支点になっているからです。左手親指の向きも意識しましょう。この左手親指が飛球線と平行に引ければボールが左に飛び出す事を防いでくれます。親指の向きがシャフトの向きだからです。インパクトに向かってはシャフトは飛球線と平行に引かなくてはならないのです。

そしてインパクトに向かっての左手の握り込みがこの平行なシャフトの動きをボールに対して垂直なインパクトを作るのです。第四段階の終点では左手の小指、薬指、中指は開いていてその3本の指先にグリップが引っ掛かっています。その開いている指を握り込むのです。この指の握り込みもヘッドスピードを上げる一つの要素です。握力の強さがここで発揮されます。握り込みのタイミングですがインパクトに向かって遅ければ遅い程いいのです。握込みが早過ぎるとクラブヘッドを外から入れる動きにもなるのでボールが左に飛び出す原因になるのです。

右手の動きはこの第五段階ではありません。第四段階の初めに脱力して緩めた右手はそのまま緩めた状態で左手の動きに合わせて動くだけなのです。ちなみにこの段階で右手を使う事もできますがここで右手を動かす事は危険です。私もヘッドを加速させる為に右手首の開放を試しましたが上手くいく事は限られてしまい、ここで紹介する事はできません。是非自分流をここで作ってください。問題はボールがどの様に飛び出し、先に行ってどの様に曲がるかです。ボールの飛びが左を作っていればそれは右手の使い方に問題があると考える必要があると思います。

第五段階での主役は左膝の動きです。そしてそれに合わせての動きが左手の引き込みで、最後のまとめが左手の握り込みなのです。ゴルフクラブを持たずにこの動きを練習してみてください。動き自体は単純で簡単なものです。動きが確認できたら第一段階からの動きの流れで第五段階の動きを入れてみてください。最初は素振りをゆっくりし、段々そのスピードを上げるといいと思います。そして、その動きが身に付いたらボールを打ってみましょう。その時には打つという感覚よりクラブを放りだすという感覚になります。この放り出すという感覚がボールを強く弾き出す動きとなるのです。

ちょっと話が長くなりましたが、スイングでは最大の山場です。次回はインパクト後の第六段階の話を書きます。よろしくお願いいたします。

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2019年07月17日

スイングを段階分析で考える その3


スイングを段階別に分けるのはそれぞれの段階ごとに動きの考え方が変化するからです。第一段階は最初にすべき事をしているだけです。第二段階はスイングをする為のポジションに体を運ぶ動きです。問題はここからです。第三段階で体を捩じり上げてスイングに勢いを付ける元を作り、そして第四段階でそれを増幅するのです。溜まったエネルギーを放出するのが第五段階でここが一番大事な段階になります。最後にスイングをまとめる第六段階に流れていくのです。それぞれの段階の動きは明確に違いがあるのです。是非前のブログを確認してみてください。

この段階の動きで大事な事は体のそれぞれの部分は大した動きをしていないという事です。それぞれの体の動きは単純で直線的な動きがほとんどです。基本的にはすべてが直線的な動きのイメージです。この単純な動きを組み合わせる事で力強い、正確なスイングを作りだすのです。

第一段階と第二段階は機械的な動きです。ここに感情は一切入りません。ロボットになった様な気分の動きなのです。もし、私がアドレスの位置を考えるとしたらそれは第二段階の止まった所でしょう。それは右手と左膝の動きが喧嘩をして止まったところです。この形はバッターがバットを持って構えた時と同じ様なイメージのポジションです。ここまでの動きがスイングを始めるためのセッティングなのです。

ところがここで問題があります。ゴルフではボールは動いていないのです。向こうから来るボールの勢いをスイングには生かせないのです。その事が私が考えるアドレスの位置である第二段階の終点は止まってはいないのです。次の動きに弾みをつける為に流れているのです。位置としての確認はできますが、スイング中はほとんど確認できないポジションなのです。

第三段階と第四段階はスイングにエネルギーを溜める動きなのです。ここの動きは連動しています。第三段階の上半身の捩じり上げがインパクトでの動きに影響してきます。そして何よりも大事なのが右手の引き上げの動きなのです。左膝の前方への動きと喧嘩して更に右手でクラブを引き上げる動きで上半身は深く捩じられるのです。この捩じれ具合は個人によって違うのです。筋肉に柔らかさがある人はここでの動きが大きくなり、インパクトに力を加えます。

右手の引き上げにはもう一つの役目があります。それは引き上げている右手の第四段階での脱力です。実はこの右手の脱力が今回の話では一番理解がしにくい部分なのです。実は私もこの脱力の大事さが分かったのが最近でした。右手の脱力の目的は右肘の落とし込みなのです。そして右肘が落ちる時に右手首のコッキングを深める事がポイントなのです。実際は右手のコッキングというよりも左手首のコッキングなのです。

右手を脱力したら、右手の中指でクラブを内側に引き込むのです。すると左手のコッキングが深くなるのです。このコッキングで大事なのは左手の親指を支点にしているという事です。右手が内側に引き込まれると自然と左手のグリップは開きます。左手の小指、薬指、中指の指先でそのコッキングを受け止めるのです。右手の脱力での左手のコッキングを深く作る事がポイントです。

ここでの動きは「行って、来い」の動きなのです。引き上げて、引き込む動きなのです。ここの動きはボールを打つ事とはまったく関係ない動きなのです。「タメ」を作るというのは、第三段階と第四段階の「行って、来い」の動きなのです。ボールを打つ姿勢はこの第四段階の終了でできるのです。

上記の動きを言葉に置き換えると、「ニィーの」の棒の部分が引き上げる動きです。そして「の」が脱力からのタメ作りなのです。「ニィ」で止まった所から右手の動きでそれを上に引き上げて、「−」の伸ばす感じを作るのです。そして「の」で脱力からのタメを作るのです。この動きは先にも書いた「行って、来い」の動きなのです。引き上げて、戻す動きなのです。

段階としてスイングを考える時は第一と第二段階が準備段階で第三と第四がた「タメ」を作る動きなのです。
ここまでの段階ではボールを打つ感覚はまったくないのです。打つための用意と思ってください。最初はゆっくり体の動きを確認してみてください。段々スピード早める事でスイングの形ができてくるのです。

次回はインパクトからフィニッシュの話になります。

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2019年07月09日

スイングを段階分析で考える その2


ここからがインパクトへ向かっての動きです。しかし、慌ててはいけないのです。トップスイングは次の動きの準備運動だからです。クラブを右手で引き揚げた動きが意味を持ってくるのです。

第四段階 「の」の動き
目的⇒引き上げたクラブに「タメ」を作る。

POINT⇒インパクトへ向かっては強い動きになりますが、ここではそのインパクトの前に脱力する事が意味を持つのです。ピッチャーがボールを投げる時に振りかぶって、手首の力を脱力する感じです。この手首の脱力がゴルフクラブを体に巻き付け強い「タメ」を作るのです。ここでの動きは柔らかいものです。動きは小さいですが、ゴルフクラブには大きな力が蓄えられるのです。

左足⇒右手の脱力で左膝はアドレスの位置に戻ります。左膝の位置が元の位置に戻る事が大事です。この時に左膝の傾斜が消えるとスイング軸が流れる動きを作るので気を付けましょう。

右足⇒右足もアドレスの位置に戻ります。これは左足の動きに合わせた動きで意識はありません。

左手⇒ここでも右手の動きに合わせて第一段階の終点の位置に戻ります。上から下に落ちる感じです。この時に左手のグリップ(中指、薬指、小指)が開く事で「タメ」が大きくなり、指先でクラブを感じる事ができるのです。ボールを打つ前に指を開くのは少々怖い話ですが、この動きは第四段階の動きの中ではまったく不自然ではありません。むしろこのクラブが指に引っかかっている感じを掴む事が大事です。
左親指⇒親指がクラブを感じている事が大事です。クラブはこの親指の動きに合わせて動いているからです。

右手⇒右手を脱力すると右肘は体の右側面に落下します。この落下が右肩の突っ込みを抑えてくれます。この肘の落ち込みの感覚も覚えたい感覚です。この肘の位置が確立できるとボールが左に飛び出す事は無くなります。そしてこの脱力の流れの中で右手の中指を体の方に引き込むのです。この動きが「タメ」を確実なものにしてくれるのです。小さな動きですがポイントとなる動きです。右手の脱力と中指の引き込みがここでのポイントです。

自分流⇒この第四段階の動きは実際にインパクトを作る前の予備の動きです。ここでの動きも自分流を作る事をお勧めします。「クラブを振り上げて、タメを作る」動きです。今の自分のスイングでこの部分を感じてみてください。強い球が打てていればその動きで問題がないということです。

第五段階 「サン」の動き
目的⇒インパクトを作る動きで一番力が入る段階です。ここでの動きは硬い、強い動きです。

POINT⇒溜まった「タメ」のエネルギーの開放です。ボールを打つという感覚ではなく、エネルギーの放出と考えたいのです。ゴルフは「打つ」というよりも「運ぶ」という意識を持ちたいのです。クラブヘッドがボールを通過すればいいのです。決して「叩く」というイメージを持たないようにしたいところです。

左足⇒力が入るところです。左膝を一気に伸ばします。その方向は左膝の傾斜を崩さない方向です。左膝を伸ばすと腰が後方へ押されて回転する事が大事なのです。ここでの膝を伸ばす動きに躊躇があるとボールを右に打ち出す原因となります。もしボールを打って右に飛んでいたらそれはここでの左膝の伸ばしに躊躇があるという事です。ちなみにどんなに強く、早く左膝を伸ばしてもそれはスイングを崩す事にはなりません。「伸ばすが勝ち」というところです。打った後のボールの飛びをしっかり確認してください。右に飛んでいたら、その原因は左膝の伸ばしが弱いという事です。その動きは想像を超えた強い動きです。

右足⇒左足の動きに合わせて動きます。右膝を前方に出す感じがあると回転軸の流れを止める事になります。

左手⇒力が入るところです。左手はここでは右腰の前にありますので、左方向への引き込みでアドレスの位置に左手を戻します。このクラブを引く動きの時に左手のグリップを握り込むのです。この握り込みの動きはクラブを左に引く動きの補助にもなります。左手を握り込む事でクラブフェイスはインパクトでスクエアに戻ります。そして大事なのがこの握り込みを使って第四段階で作った「タメ」を開放するのです。「タメ」の開放は右手ではなく、左手のグリップの握り込みで行うのです。開いている左手を握り込む事でクラブヘッドが走るのです。しかし気を付けたいのが握り込むタイミングです。ゴルフのスイングの中でタイミングが問われるのはここの部分です。握り込みが早いとヘッドが外から入るので左に飛び出し、フック回転がボールに加わります。握り込むのは正にインパクトの習慣なのです。ボールの飛びが真っすぐなら握り込むタイミングがいいと思いましょう。

左親指⇒ここでも左親指はしっかりクラブを感じていたいのです。「タメ」を感じているのも左手親指で、その開放の支点となっているのがこの左手親指なのです。地面の方向に親指を押し込む気持ちが大事です。この押し込みが支点の存在を強めるので、左手の握り込みに更なる力を加えます。

右手⇒脱力された状態を維持したいのです。結構難しいことです。この時に右手で力が入っているのは小指と薬指です。この2本の指は左手親指の裏側の指で支点の固定には必要な指なのです。しかし他の3本の指は動かしたくないのです。むしろその3本の指を開く感じが欲しいのです。この時にこの3本の指が動くとボールにフック回転を掛ける原因になるのです。もっともボールにドロー回転を加えるなら右手中指の握り込みの具合で調整しましょう。ボールをコントロールするのはこの中指の動きです。

自分流⇒溜まったエネルギーの開放も自分流が必要です。ここでの動きはインパクトを作る動きですから、現在の自分のスイングでの体の動きを感じてみましょう。もしボールが飛んでいたらここでの動きは問題ないという事です。逆に飛距離が出ないと思っている人はここでの動きを細かく分析する必要があると思ってください。一番問題になるのは右手の動きです。ここでの段階で、右手でクラブを動かす意識があると右手を握ってしまいクラブの走りにブレーキを掛ける事になってしまうのです。右手でボールを打つ感覚は無いのです。右手でヘッドをボールに送る感じが欲しいのです。その気持ちが右手の力みを防ぐのです。

第六段階 「シ」の動き
目的⇒スイングの流れのまとめ

POINT⇒左手の肘の畳み込みが主導です。左手が畳めると左手は左耳の横までクラブを動かす事になります。この左手の動きが左手先行のスイングを作るのです。左手の動きに躊躇があると右手が左手を追い越す事になりボールにフック回転を与える事になります。インパクト後に右手でクラブを振り上げる人が多いですが、右手はインパクトの瞬間にちょっと動くだけで後は惰性です。インパクトでの右手の動きはボールを打ち続ける事でできあがります。言葉で説明するのは難しい動きなのです。

左足⇒伸ばし切った状態のままです。

右足⇒インパクトから先に右膝を内側に押し込む動きが必要で体重移動を作ります。右足の動きではここの動きがボールの飛距離に影響します。右膝を内に押し込む事で体重移動が起こり、インパクトでボールに体重を乗せる事になるのです。この部分はまさに感覚的な動きです。右膝の内側への押し込みが早いとインパクト前にフェイスが開く事になるのでスライス回転をボールに加えます。ここでの右膝の動きはスイングの流れに合わせた動きなのです。ちなみに遠くへ飛ばそうとする人はここでの動きは大きいです。しかし、その結果としてもしボールが右に曲がっていたら、それは左への体重移動が早過ぎるということなのです。ここでもボールの飛びを見て、右膝の動きをコントロールしましょう。

左手⇒ここでは一番大事な動きです。左手はインパクトで強く握られているので、インパクト後に動く方向は上に跳ね上がる畳み込みの動きしかないのです。この畳み込みを躊躇なくしたいのです。この畳み込みの動きがスムースに動くなる様になるとボールが左に曲がる事が少なると思ってください。

左親指⇒親指の上にクラブがしっかり乗っている状態です。

右手⇒インパクトから先は何もしないのがいいと思います。ただこの右手の使い方で飛距離を増す事もできます。ただ問題は使い方によってはフックボールを生む事になるので気を付けましょう。

自分流⇒ここでの自分流は右手の使い方です。右手は緩んでいる状態で決して硬い感じはないのです。右手を握り込む事は強いフックを生むので禁物です。右手が柔らかい状態でスナップを使う事ができるのです。しかしここには方法は無く、自分流で動かし方をボールの飛び方を見て模索するしかないのです。

今回の第4段階、第5段階、第6段階は一連の動きです。第3段階の終わりの形を作り、そこから第4,5,6の動きを素振りで作ってみるといいと思います。「タメ」を作り、「インパクト」を作り、フィニッシュへ流れ込む動きです。

動きのスピードとしては、柔らかくゆっくりから強く早くという動きです。そして最後はまとめ込みという感じです。左親指の動きを支点として動くとクラブヘッドは加速されボールが飛ぶ状態を作ります。まずは素振りでここでの動きを感じましょう。そしてボールを打つ時も素振りの再現という意識が大事なのです。素振りの動きの中にボールがあるので結果として強く飛び出すのです。打つという意識は消しましょう。

是非、今回の後半の動きを練習してみてください。前半はゆっくりな動きで、後半はイッテンポ間を持って素早く動くのです。素振りの練習から入り、ボールを素振りの動きで捕らえてみてください。次回は今回の段階に寄る動きをもとめてみます。

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2019年07月02日

スイングを段階分析で考える その1


スイングをする時のタイミングの取り方を考えています。私の意見は「イチ、ニィー、の、サン、シで振る」です。「イチ」は始動、「ニィ」はテークバックの引き上げ、「ニィー」の「ー」の部分が最後の巻き上げです。そして、「の」の部分は切り返しで、「サン」でインパクトに向かいます。「シ」はインパクト後の動きです。

この流れをスイングの段階別に分けて考えてみました。「イチ」が第一段階、「ニィ」が第二段階、「(ニィ)ー」が第三段階の前半です。そして、「の」が第四段階、「サン」が第五段階、「シ」が第六段階の後半です。段階別に考える事で自分のスイングの問題点も発見できると思います。

それぞれの段階には体の部分ごとに動きを書きたいと思っています。そしてそれぞれの段階で大事な事と自分流を作る点について書いてみます。体の部分は左足、右足、左手、右手の動きに分けて書きます。

第一段階 「イチ」の動き
動き ⇒テークバックの始動

目的 ⇒上半身と下半身の遊びを消す

POINT⇒レッドベターが勧めるアドレスの位置に体を動かす。それは下半身が動かず上半身を動かしクラブを地面に平行、飛球線に平行の位置に持ってくる事を覚える。

左足 ⇒動かない。

右足⇒ 動かない。

左手⇒ 右手の動きに任せる。グリップは緩めておく。

左親指⇒シャフトを感じて地面に押している感じが必要。

右手⇒右手の薬指でクラブを右方向へ引っ張る。上半身がその動きに連れて動き左肩が右方向に動く。上半身と下半身の体の遊びを消す事が大事で、約45度左肩が右に動きます。右手の指の感覚でゴルフクラブの地面と飛球線に対する平行感を感じる様にします。

自分流⇒ゴルフの放送を見ているとプロが上半身を揺らしてテークバックの位置を確認している動きがありますが、その動きに近いと考えてください。テークバックで大事なのは足を動かさない事で、クラブの動かし方に自分流を作ってみてください。

第二段階 「ニィ」の動き
動き ⇒テークバックの中半の動きでトップスイングへ向かいます。左膝の前屈と右手の引き上げの相反する方 向への動きでテークバックをするのです。「ニィ」の動きとしては左膝の動きと右手の引き上げが止まる所までです。「(ニィ)−」の後半の「−」の部分はまだ後です。

目的 ⇒スイングをする前の形を作るところなので形が大事です。体のバランスを保つのが大事です。

POINT⇒左膝の前屈の動きと右手の引き上げの動きを感じている事が大事です。

左足 ⇒体の前方に膝を曲げ込む。 体重を左膝に乗せる感じが必要。

右足 ⇒アドレスで曲がっている膝を伸ばす。この動きで左膝の前屈が楽にできます。伸ばし切る事はない。

左手⇒ 右手の動きに合わせる。グリップは緩んだまま。

左親指⇒左親指を後方に押す感じが必要。この動きが左手の伸びを作ります。

右手 ⇒右手の薬指でクラブを真上に引き上げる。引き上げる方向は右肘を上げる方向です。

自分流⇒この部分がもっともクラブを引き上げる形ができるところです。自分流の形を覚える事が反復性のあるショットを生む事になります。

第三段階 「(ニィ)−」(ニィーの後半の伸ばす部分)
動き⇒上半身の捩じりを作るところです。

目的 ⇒この部分の頑張りがショットの強さを生む事になります。

POINT⇒左膝が更に前屈する動きを右手の引き上げで受けて引き上げます。この右手の引き上げが上半身の捩じれを生む事になります。右手を上に引き上げられれば、上げる程上半身の捩じれは深まり、スイングに力を加えます。ちなみにこの時の左膝の前屈が右手の動きと喧嘩している事がオーバースイングを抑えます。

左足 ⇒左膝を、体重を乗せ込むように前屈を深めます。ゆっくりした動きです。

右足 ⇒左膝の動きに合わせて伸びる。それでも伸びきる事はありません。

左手 ⇒右手の動きに合わせる。グリップは緩んでいる。

左親指⇒クラブがしっかり親指の上に乗っている事をしっかり感じてください。上に押す感じが欲しい。

右手 ⇒最後は右手の薬指と小指でクラブを引き上げます。かなり力が入った動きです。ちなみにこの動きを作る為にもグリップはフィンガーロック方式を勧めます。右手の他の指は緩んでいます。

自分流⇒トップスイングから切り返しを作るところの動きですからまさに自分流が要求されます。この動きの最 後がトップスイングですから私はゆっくりとした右手の動きを勧めます。そしてトップスイングで左膝と右手が喧嘩した状態で一瞬止まりたいと思っています。トップスイングでの間を作るのもこの時の動きです。ちなみに反動を付けてスイングをする人はここでの右手の動きは非常に早いものになります。当然勢いを付けるので飛距離は期待できますが、反復性はやや失われます。

前半の動きで一番大事なのは最後の上半身の捻転を作る所です。「イチ」で上半身の遊びを消し、「ニィ」で打つ形を作りにいくのです。ここまでの二段階は形にはまった動きです。スムースに行うようにしましょう。そして、この先の「(ニィ)−」スイングを深める動きです。この時がスイングをするぞという形に持っていく動きなのです。ここでの動きは私が勧めるのがゆっくりした動きです。ゆっくりの方がこの先の動きが感じ易いからです。もっともスイングに勢いを付ける人はここでの動きは速くなります。早く動けばその分上半身の捩じれが深まるからです。

今日はここまでです。ここまではテークバックからトップスイングまででした。私が勧めるトップスイングでの間を作る事を考えると丁度いいポイントまでの話と思います。ここまでの前半の動きは最後の上半身の捩じれを作る事がちょっと苦しいところですが頑張りましょう。この捩じり上げの形が決まればスイングも安定します。

次回はトップスイングからのインパクトへの段階の流れの話になります。今週の練習はトップスイングまでを考えてみてください。自分のスイングを段階の動きに置き換えて考えてみてください。

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